バディミ感想その④(7〜9章)
7章 8章
オタクが好きなやつ!冒頭に仄めかされてたシーンがついに来ましたね〜いやここ本当に好きで
実はこのゲーム発売前からチェックしててやりたいなと思ってたんですけど、これは面白いぞって思ったのがここのシーンPVを見た時だったんですよねぇ
あの時より情報量が多いので、ルークがどんな気持ちでアーロンを引き止めたのかなんとなく分かっちゃって胸が締め付けられる……
「行くな、いっしょに」の“一緒に”とは、「一緒に敵を倒すって言ったじゃないか」なのかそれとも「君が行くなら僕も一緒に行く」なのか……。個人的には後者の方がちょっと強そうな感じで見ていました
ルークがひとりを恐れているからこそ、目の前にいるアーロンに必死に手を伸ばして……そしてそんなルークのことをやっぱり気にかけてしまうアーロンが……いやぁ良かった……
出会ってから過ごしてきた時間はそんなに長いわけじゃなかったけど、確かにお互い必要としていたんだろうなって感じられるシーンでした
あとこのゲーム、ストーリーを追っていてストレスを感じるところが少ないなあと感心する場面が多くてですね……
私は「裏切りどんと来い!その葛藤や苦悩をもっと見せてくれ!」派なのでアーロンが焦ってレッドダイヤを盗みに行ったところでテンションぶち上がっちゃいましたが……アーロンのしでかしたことは間違いなく裏切り行為なわけで、それに関して「いや流石に裏切っちゃダメでしょ」とマイナスイメージを持つ人がもしかしたらいるかもしれないわけですよ
でもルークはアーロンのことを信じているので裏切りには特に言及しない。そのままだとモヤモヤする人がいたかもしれないんですけど、そこをチェズレイがいい感じに中和してる気がして見てて心地よかったですね
裏切りは美しくないって感性はすごくチェズレイらしくて理解しやすいですし、それをちゃんと描写することで裏切り行為を認められない気持ちを持ったままストーリーを楽しむことができる作りになってるのが配慮の鬼って感じでした
ルークがチェズレイに「一緒にアーロンを助けて欲しい」じゃなくて「アーロンを助けたい僕を助けて欲しい」とお願いする感じも、うぅぁぁ〜〜良良良すぎるって暴れた
自分の感情を他人に強要しない=他人を尊重してるってことですから
ここでちょっとルークとチェズレイのバディエピソードの話するんですけどルークが催眠術をお願いした時に「???」ってなった
チェズレイはどうやら他人の心を読む術を身に付けてるみたいだけど、あの心の声だだ漏れ筒抜けルークがチェズレイをちゃんと信用して体を預けるってのを見て、しっかりばっちり全部チェズレイに伝わってんだろうなぁと思ったし、そんなルークだから協力してあげようと思ってるチェズレイは少なからずいると思う
こいつになら使われてもいいわ……君がリーダーだよ……信用に応えたくなっちゃうよ……
8章、登場時からずっとドドド悪人だったチェズレイの掘り下げパートでもあったのかもしれないな〜と今自分の感想見てなんとなく思ってます
確実にこの章を経てチェズレイのチーム感が上がっている気がしますので……自然にチームになっていくのを描くのがとにかく上手い、伊達にタイトルにバディとかBOND(絆)とかいう単語使ってないよ
まぁとりあえずそんなこんなでアーロン救出に行ってしまったルークだけど、ここからの展開がもう……大大大好きで……
私2章で「この章が多分一番好き」と言いましたが8章も隣に並べさせてもらっていいですか?
2章で見た「ルークに手を伸ばす父」「その面影をアーロンに見るルーク」の時点で最最最高高高だったんですけど、8章でさらに「アーロンに手を伸ばすルーク」「こちらに手を伸ばす幼き日のアーロン(?)」と手を差し伸べ四段活用に見事に落ちた
いやもうダメでしょ……好きなんだよこういうの……しかも幼少期もだいぶ気になるし……
裏切ったけど許してくれて。一緒にヒーローになろう、だなんて……。好きなんですよ、好きなんです、知ってました
(今いるジャンルもそんな子たちが私の推しなんだよもう勘弁してくれよ)
割と早い段階からルークとアーロンの関係が好きではあったんですけど、ここに来て好きとかそういう次元をひとつ超えてしまったなって感じがします
ここまで話して今までの感想と比べて大幅に文字がふえていることに驚いてます、無理はない面白かったんだから
9章
冒頭からモクマとチェズレイの闇を垣間見ましたが、この2人の解像度がグッと上がったシーンでしたね個人的には
チェズレイのことを羨ましい、眩しいって思ってるモクマ……
きっと色々あったせいでたくさんのことを諦めて生きてきたんだろうなとこの台詞だけで何となく掴めてしまうのが最高です
そんなモクマから見たチェズレイのなんとも人間らしいこと……
ルークとアーロンが感情を表に出すタイプなので、モクマとチェズレイはどちらかというと一歩後ろで見てる感じでしたが、チェズレイもしっかり感情があってしかもルークのこと哀れとか言ってられないほど自分も親の言葉に囚われてるじゃないですか
そんなチェズレイの「濁り」を風味だ、うまいんだっていうモクマ。何気なく言った言葉だと思うけどぐっさりチェズレイに刺さってたよぉ……
ルークとのバディエピソードでもそうだったけど、モクマは自分の言葉がどれだけ他人に影響を与えているか無自覚なんだろうなぁ
それは多分自己評価が低いから。そんなモクマをモクマ自身より認めてしまっているのがチェズレイだったりするんだろうな、なんて思っちゃいましたね
彼らのお話は多分この先もうちょっと語られるだろうから今はこの辺にしておいて
実は私、潜入ミッションをルーク&アーロンで行ったのが2章ぶりで、2章の時よりめちゃくちゃ仲良さげな掛け合いをする2人を見てもう嬉しくて泣いちゃいましたね
あまりにもバディ、これは相棒です
あと捜査パート開始のボイスが8章のあのセリフでもうめちゃくちゃスクショボタン長押しした
30秒遡って動画撮れるの神機能すぎない?ありがとうニンテンドーSwitch……愛してるぜ……
あと今回の敵ですけど、敵にもバディの概念をチラつかせるのがあまりにもバディでほんとバディミッションって感じでした(????)
味方陣営だけじゃなくて敵陣営の相棒や絆を描いてくるのほんとずるい……かっこいいヴィランが私は大好きなんですぅ……BONDチームも半分ヴィランみたいなもんだし
かわいいお顔の内山昂輝も現れてこれからの期待も更に高まっちゃいました
どれだけ高まるんだ二次関数並みの急勾配で上がっていきますよ私の中の好感度ゲージが
最後にこれだけ言わせて……9章後のルークとアーロンのバディエピソード、口笛吹くところほんとかわいかった
クソ長
いつもの3倍くらいある
楽しかったです、10章に続きます