映画「ゴジラ -1.0」
圧倒的な絶望感。
ゴジラってそういえば無慈悲な厄災でしたね。無人在来線爆弾なんかない時代にどうやって戦えと言うのだ。
#ゴジラマイナスワン
・感想
とてもつらい。こんなに絶望的なことある?
シン・ゴジラくらいの覚悟というか想定で観に行ったら、ストーリーはエグいしゴジラは勝ち目なさすぎるし神木隆之介君は死人の目をしているし人々は容赦なく死ぬし結局海で残骸がボコボコしてるので、つらさのキャパシティを超えました。とてもつらい。人の死はつらい。
映画としてつまんねえな……みたいな箇所がほぼ見当たらなかった分、ずっとレバーブロー喰らいながら見ていたような気持ちです。
・戦後すぐにゴジラは無理だって
なんで自衛隊できる前なの?
なんで高雄が勝てないの?
できることをやるしかないけど、できることがそもそも少なすぎる。それでも……死にに向かうしかない。学者さんが生きるための戦いだって言ったけど、それでもゴジラ相手にすると命は掛かるよね……。
・とてもつらいのオンパレード
自分が零戦の機銃を撃てなかったがために(多分撃てても駄目だったけど)部隊が全滅する。
帰ってきたらのうのう生きて帰ってきてと怒られる。
家族は空襲で死んでいる。
いつも夢には部隊全滅の瞬間が焼き付いていて。
ゴジラによって典子さんを失って。
覚悟を決めて震電に乗り込む。
とてもつらい! 誰がここまで神木隆之介君をいじめろと言ったんだ!!
つらいよ……。でも澄子さんめちゃくちゃいい人だもん、それもまたつらい。
私も確かに思ったよ、典子さんが銀座で働かなくてもよかったらと。結婚していたら被害に遭わなかったのでは?
その答えが「戦争はまだ終わっていない」と返されたらねえ……。何も終わっちゃいません! 俺にとっちゃ戦争はまだ続いたままなんだ!
だから、最後は特攻するんだと思ってました。帰ってくるって明子ちゃんに嘘ついたのか……と。
生きてこそですよ。脱出装置あってよかった……。
・ひょっとして監督の出したいもの出してる?
なんでよりにもよって震電なんですか?
シンガポールで大破してたはずの高雄が駆けつけたり、雪風と響が作戦の要だったり、これ出したかったんだろうな……と思いました。震電ですよ震電。対空+15やぞ。
・学者さんが裏主人公説?
動きが味方NPCじゃなくていつの間にかPC2だった。立ち位置めっちゃ重要じゃん!!
声がなんとなく純君ぽいな……と思ったら純君の人だった。浅村はいろいろな事情により例のドラマはNGなので、話はここまでとします。
・キャスト豪華じゃない?
というか敷島さん神木隆之介君だったんだ。典子さんも浜辺美波さんじゃん……。ルリ子さんと全然違ってて気付かなかった。隣の家の澄子さんは安藤サクラさんで、映画「怪物」のお母さんだった。あと旦那さんが一文字隼人(シン)こと柄本佑さん。実質仮面ライダーじゃない?
神木隆之介君、めちゃくちゃ演技良かったというか、殺気強すぎて泣きそうだった。怖いよ神木隆之介君! マルクル演じてた頃に戻って!
・まとめ
考えれば考えるほど「大きなひねりなくストレートに投げられた怪獣映画」なんですが、投げたら周囲が吹き飛ぶ球だと投げられてから気付いたんですよ。シン・ゴジラの覚悟じゃ足りなかった。
吹き飛んだ瓦礫の中からようやく出てこれました。
最後になんか典子さんの首筋にゴジラ因子チラ見せしたのは辞めてください。戦争を終わらせてくれよ!!!
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