U149、古賀小春ちゃん編3話を読んでふわふわな気持ちになってるみんな~!!!! えっもう4時!?よせよ……。でも、感想書かなきゃ眠れないんだ…。良かったら読んでくれよな…!
前回(2話)更新直後の「どうしたらしいいのか、どこにこの感情を持っていけばいいのか」という焦燥感と違って、今回(3話)は、とても穏やかな気持ちでこの感想を書いている。思えば2話…というか、1話の時点では「小春ちゃんのヒョウくんとの楽しい初仕事、おばあちゃん乱入のハプニング発生でこれからどうなるの~??」という、ある意味で「幸せ」な展開だったんだ。ハプニングの「上限」がおばあちゃんの乱入「程度」なんだな、という安心感を持ってしまっていた。そこに来てあの2話。そりゃあ、無警戒の後頭部を急に鈍器で殴られたように前後不覚になるよな…という感じである。それと比べればこの3話は2話からの引きでそれはもう万全の覚悟をもって読めたので、2話とは心持ちが違って当然だと思う。もちろん、単純に展開が「解決編」に向かっているのも大きい。さてさて、小春ちゃん3話。いや、これでマジですごいよ…!!あのさ、このヒョウくんの展開への盛り込み方、本当に神懸ってるんだ。私たちはもう廾之先生の出した「回答」を見てるから「こういうものか」っていう風に認識出来るけど、この展開をどうやれば0からひねり出せるのか全く想像も付かない。いやだってさ、もちろん建前上は「Pと千枝ちゃん、ヒョウくんと小春ちゃんの4人で解決しよう!」って思ったよ。とはいえ、具体的にこの展開でどうやってヒョウくんを活躍させればいいのか、想像できる…??「ヒョウくんを介する事で小春ちゃん自身の心の整理をさせる」って展開、100点以外のなんなの…!?ここが本当にすごい。建前じゃなく、本当に「4人」でこの問題の解決にあたってるんだ。小春ちゃんの大切な友人であるヒョウくんを蚊帳の外に置かず、この問題解決におけるキーポイントに置いてくれた。これだけでも、廾之先生がいかに小春ちゃんに誠実であってくれているかが伝わってくる。そして、小春ちゃんが「自分は観客側じゃないんだ」って認識した末に思い出したのが、あの「0話」。アイドルとして輝くNGの先輩たちを見て「早くお仕事たくさんやりたいな」と思ったあの日。現状、まだお仕事があまり出来ていない寂しい気持ちと同時に小春ちゃんの脳裏に浮かんでいたのはヒョウくんを抱いて、自信と強さ、気品のあるまさにプリンセスの様な姿で立つ自分自身だったんだ。「もう見てるだけじゃない」、今の小春ちゃんはあの時にNGを「見上げた」側ではなく、NGと並んで立つ「あの時見た自分」にならなくちゃいけない。そう考えたのだろうと思う。12、13ページのみくに自分の決意を伝える場面の小春ちゃんの表情。もう、本当にすごい。あの小春ちゃんが「できるようになりたいですっ」って言い切ってるんだ。あの、「一人じゃアイドルなんてできない」なんて言ってた小春ちゃんがだよ…!?それだけでも泣きそうなのに、この瞳を見てくれよ…!!強い決意と覚悟が、小春ちゃんの中にあるほんの少しの「不安」を必死にかき消そうとしてるのが見て取れる。他の「教えてもらったことがすぐにできる」アイドルたちなら、ここは決意と覚悟のみの瞳になっただろう。でも、小春ちゃんはのんびり屋だから、気持ちの切り替えをそんなに早く出来る子じゃないから…まだ不安がある、でも、その不安を必死に押し殺してみくに決意を伝えに来たんだ。あの日見た、自分が理想とするお姫様(アイドル)、その姿が見えたから…。みくにアドバイスを貰って、みんなと一緒に考えて、自分自身で見た姿。それを目指して一歩ずつでも前進して行きたいから…。もう、めちゃくちゃ泣いてしまう。次の放送は確かにこれまでとはあまり見た目上は変わらないかもしれない。でも、「変わろうとしている」。それはとてつもなく大きな違いだ。「自然な自分を出す」だけじゃなく、「理想の自分を目指す」それが小春ちゃんの出した答えなんだ。ありがとう、小春編。そして、解決したかと思いきや、Pに投げかけられるみくの一撃…。そう、このU149はアイドルだけじゃなく、Pも成長する物語なんだ…。これまでの小春ちゃんと同じようにP自身にもまた「第三芸能課をどうしていきたいのか」という「理想のヴィジョン」が無いというのは確かに事実で、それが波及してアイドルたちそれぞれに「目標」を持たせることをしてこなかった。それがみくの眼には「甘やかし」に見えたのだと思う。ただこれは、(みくは知る由もないけど)それまでずっと放置されていた第三芸能課の事情や年少アイドルを多く抱えているという事情を鑑みればあまりに厳しい指摘ではあったとは思う。最後のページでとびきりの笑顔を見せてくれた小春ちゃん。アイドバイスをしてくれたみくに対して、みくから新しい課題を投げかけられたPに対して、協力してくれた千枝ちゃんやファン、お客さん、そしてヒョウくんに対してどんな「一歩」を見せてくれるのか、とても楽しみだ。