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随時更新 斑白圧設定まとめ
アヒンサーの誓いを両手に刻んだ白蛇
斑白圧
まだら・しろお
35歳177cm
偽名:欒原獅郎(まどはら・しろう)
madara shiroo
madOHara siro
【モチーフ】
・シロマダラ
……マダラヘビ属の動物食の蛇で、蛇や蜥蜴を喰らう。
個体数が少なく夜行性であるため「幻の蛇」とも呼ばれる(=潜入捜査)。
無毒だが、毒蛇に擬態して威嚇する(=刑事だがヤクザに扮する)。
なお、マダラヘビ属は本来オオカミヘビ属であるとする説が有力で、その場合学名が変わる(=偽名)。
・ダイクロックアイ(ツートーン)
……2色に分かれた瞳は選択の象徴。潜入捜査を承諾した選択、ちどりを報告しない選択、上告しない選択、そして伍戒に加入する選択。
【属性】
善・神学・正義(人を守るという信念と正義感)
→悪・神学・力+空虚(人を殺さないという信念と怪力、それまでの善である自分を失った抜け殻)
【名前】
・斑白圧
……シロマダラ+力の強そうな字
・欒原獅郎
……欒…①ひじき。柱の上のほうにあって、上からの重みをささえる横木。うでぎ。 ②人が集まるさま。まるい。まどか。「団欒」 ③おうち。センダンの古名。
獅郎は暴力団になじみやすそうでかつ強くて勢いのありそうな獅の字。
【概要】
筋肉質な見た目にそぐわないそれ以上の怪力を持つ男。パイプ椅子すらも曲げる腕力の持ち主。誰かを守るために体を鍛え続けた結果の賜物である。
好きな物は肉。極端な暑がり・寒がりで、冬場は毛布にくるまり夏場はフローリングで溶けている変温動物。夏場は汗をかいてパツパツのワイシャツが張り付いて脱げなくなり助けを求めている姿がよく見られる。
口が大きく、舌が長い。困り眉は生まれつき。
『守る』というその意思は過酷な鍛錬をも耐えられる身体を作り上げるほどに強く、いつしか彼は常人にはたどり着けない域にまで到達していた。
しかしその力は時に人を傷つけることもあるとは、彼自身がいちばんよく分かっていたはずなのに。 あの血の海は、彼を守るために作ったものだった。否、彼を守ろうと思ったのに果たせなかったぶつけ所のなくなった思いが、爆発して暴走した結果だった。
結局君は誰も守れなかった。
だから今度こそその戒めを背負う。
「俺は斑白圧と申します。世間に知られている名は欒原獅郎……43人の人間の人生を奪った、死刑囚だったはずの人です」
「ここは……俺が何とかしましょう。下がってて下さい」
「俺は……何だッ……なんなんだ……ッ……!!誰か、誰か教えてくれよ……!!」
【性格・生い立ち】
基本的には温厚、というか控えめで物静かな男。感情の起伏も穏やかで聞き上手な方だが、穏やかな人によくある不満をため込むタイプであり、累計許容量を少しでも超えるとその瞬間一気に爆発してしまうたち(POW12:人並みより少し精神力があるが大したほどでもない)。さらに生来より他の人よりもかなり力が強く、それゆえに「お友達を怪我させないようにね」と常に抑制されてきたこともあって、爆発時に同時に手が出てしまうこともある。多感な思春期真っただ中であった中学時代に、些細なことがきっかけとなって同級生に危うく大けがをさせかねない手の出し方をして以来、自身の性格と力の危険性を強く自覚するようになった。
その力を人を傷つけるためではなく、人を守るために使えないかと思案して目指したのが警察官の道であった。中学時代の一件は両者和解で大ごとにならなかったため、そのまま高校大学と勉学に励み、コツコツと努力して警察学校に入学した。特に実技面では持ち前の腕力で非常に良い成績を修め、更なる鍛錬によりその剛力を怪力へと高めた(補正前STR18)。警察になってからは正義感が強く優秀な武闘派の警察官として着実に職務をこなし、やがて捨田利に潜入捜査官として選ばれることとなる。
【松華会への潜入】
松華会の潜入については、初めは多くの正しく善良な人々の安全のために社会秩序を乱す不安分子を正してやろうという正義感で意思を固めていたものの、構成員たちと関わるにつれ彼らの人生や考え方にも理解・共感できる部分がある自分自身に心が揺らぐようになっていた。元半グレの構成員は、ほんの少しだけ道を違えた自分自身の鏡写しだ。少年時代に暴力沙汰で退学になった彼は、理性をあとほんの少しだけ抑えられなかった、自分自身だ。それは白圧の決意を揺さぶるのに十分だった。生まれてこの方善良で裕福な人々の中でしか生きてこなかった白圧には、アンダーグラウンドに生きる下層の人びとの暮らしなど、存在など知り得なかった。
特にその中でも、自分によく接してくれる熹波ちどりの存在は大きかった。彼もまた、ただ少し道を踏み外しただけの優しい人だと気づいたことで、白圧の松華会への敵意は完全にあいまいなものとなってしまった。その自身の意思の曖昧さと、いつ正体が看破されてもおかしくない緊張感、それでも報告を上げなければいけない責務、押し殺しても永遠に頭を覗かせてくる情に徐々に鬱屈した思いが蓄積されていった。そして事件の時、人生で2回目の大爆発が起きてしまった。
【死刑宣告から伍戒加入まで】
人を傷つけないための力が、傷つけるどころでは済まない方法で暴走してしまった。拘束されるときも、拘置所に置かれたときも、裁判にかけられたときも全く獅郎が抵抗をすることはなかった。死刑が言い渡されたとき、むしろ安堵した自分の本心に自然と涙が出た。その光景を切り抜かれてセンセーショナルに報道された。もう抑え込まなくていいんだ、と思ったら死も贅沢なように感じられた。隔絶された拘置所はどう足掻いても人を傷つけられなくて楽だった。ただただ一人で置かれ続け、悶々とした自問自答の果てにすべてを諦めかけていたとき、捨田利に志波と引き合わされる。話すうちに見失っていた自分の当初の願いである「ヒトを守る」ことを思い出し、一度死んだ自分の力が誰かを救えるのならば、守れるのならばと伍戒への加入に承諾した。
【技能について】
交換した技能
説得↔隠す
武道(柔道)↔武道(任意:システマ)
【イメソン】
・孤独の宗教/syudou
……ちどりの取扱注意とのペア曲。松華会の中で孤独な立場であるはずだが、ちどりの存在によって完全な孤独ではない斑。やがて会に絆されてその果てにすべてを壊してしまう斑の破滅的な結末。互いにどうしようもない矛盾と葛藤を抱えて互いを救いと見なし始める。
「アタシは孤独じゃない」
・アステカちゃんはインターネットに晒した人を生贄にします/バーバパパ(kakeru)
……警察として松華会という悪人の中に紛れて潜入する汚れ役を担いながらも、彼らに絆されるうちに自らの善としての、正義としての自我が曖昧になってやがて自らも悪になる斑。また、大量殺人犯として世間からの非難に晒される樂原の諦めた感情。
「君とで政府の人間 誰かが汚れ役をやらなければならないのだよ」
・パノプティコン/r-906
……常に己を見つめて己の力が再び暴走しないよう監視する斑。自己嫌悪を超えた自己恐怖を抱えながらも、自分に中指を立てて(Answerを出して)生きていく。
「ずっと見ています」
熹波ちどり
あぶは・ちどり
享年45歳181cm
【名前】
虻蜂取らず→虻蜂取り
どちらも追い求めてどちらも手に入れた。
熹…よろこぶ/☆かすかな光/火の激しくおこる/あぶる
【概要】
松華会構成員。
幹部の一人娘の元世話係で、斑を可愛がっていた中堅。
斑を可愛がっていたのは、その冷めているようで芯の通った意志を感じさせる目付きがお嬢にそっくりだったから。物言いもお嬢を彷彿とさせ、世話係であった頃を思い出させる彼を可愛がるのは必然であっただろう。
何かあった時は命に代えてでもお守りしますと誓ったその言葉は、今や重ねて見ていた斑にすら適応されていた。
結局、彼は身を呈して斑を守れた訳だが、
その心までは守れなかった。
「俺は熹波ちどり、ここじゃそこそこ長い。だから何でも聞けよ」
「昔はお嬢もこ〜んな小さくてよお……俺の後ろに着いてきてたもんだ」
「欒原、何も心配すんな。何でも頼れって言っただろ」
【詳細】
秀涅の世話係であったころに、彼女の右目を怪我させる事件にギリギリ立ち会えず、彼女を守れなかった記憶がある。秀涅自身はそのことをあまり気にしてはいないようだが、世話係を任された身でありながら重大な怪我を負わせることを許してしまったことを彼女の去った後もずっと心残りに思っていた。そんなときに新入りとして獅郎が現れ、かつて共に過ごした少女のように冷めていて冷静なようで何か鋭くこちらを見据えてくる意思を感じさせる目つきの彼に、特別な何かを感じるようになる(ちどりが白圧を舎弟として可愛がっていた理由)。
好きな物はハイボールと野球と行きつけのバー。
そして例の報告書が問題となったとき、必死に隠しているようだが明らかに獅郎の様子がおかしかった。獅郎は焦ったり抑えたりするとき、自分の服の余った袖や裾などをねじって体にぴったりするように絞る癖があることを、構成員の中でも特に長い間気にかけていたちどりだけは知っていた。自ら疑念の報告書の作成者として名乗りをあげた彼は、秀涅の時に何もできなかった自分が、今は全く違う人のために全く違う状況の中ではあるが、何か守る行動をできそうだと考えた、のかもしれない。
【イメソン】
・取扱注意/syudou
……秀涅と獅郎の両者に挟まれた大人として葛藤するちどり。暴力団組員にならざるを得なくなった狂わされた過去ともうこれ以外に行ける道のない閉塞した自分の未来を悲観しながらもいとおしく、そして唯一の希望として秀涅をみるちどりの感情。
九院秀涅
くいん・ひいね
【名前】
Queen bee。ちどりが取った蜂。九院家の者。ひいねはドイツ語で蜂(Biene)+アルファベットネームのB枠。秀でた涅槃。
【概要】
ちどりが面倒を見ていた幹部の一人娘。少女ながらに大人びたいでたちで、何事も冷たく見つめる生まれつきの悪。右目はとある事件で負傷し、非常に視力が落ちてはいるが見えはする。その時の詳細をちどりが聞いても「平気よ。だって生きているんだもの」としか答えない。のちに成長し独り立ちできるようになったため、ちどりの元を離れていた。現在の消息は不明。気にする必要もない。
好きな物はローズヒップティー。
【イメソン】
・悪い人/syudou
……もう他に道のないちどりに向けて「悪い人ね、あなた」と嫌味のように微笑む秀涅。暴力や束縛の描写は自分でなく、周りの大人たちを客観的に冷たく見た彼女の視点。
「アタシも悪い人」
3人分をまとめたイメソンプレイリスト
https://www.youtube.com/playlist?list=PLWqpm-NxwMMgBL7KEh141iugTAZs3dhHI