フェアリーガラ(後半)より。
カリムが在籍することによるNRC側にとっての最大の利点って、ヴィランズである彼らが善性主人公運命力(幸運)の恩恵をうけられることなんだよな…。
というのも。
今回のミッションって「妖精から鈴(翻訳機)をもらう」イベントをクリアしてないと詰んでたんですよ。
ラギーたちによる「ティアラすり替え」まではNRC側の独力でどうにかなるんですけど、
①逃げ込んだ熱帯エリアのスコールタイムで妖精の粉がおちる
②そのタイミングで妖精の見回りにバッティングする
っていう【不運】は対処しようがない。
で、翻訳機ゲットイベントをクリアしてなかったらそこでレオナが助けにきても「言葉が通じない」から誤魔化せない。
最悪、言葉が通じないレオナやチームメイトのスカラビア組まで妖精に怪しまれる。そうなったら戦闘して逃げるしかない。だって言葉が通じない=コミュニケーションできないから。
しかし、それで逃げ切ってNRCが魔法石を取り戻しても妖精を怒らせてフェアリーガラが失敗する=春が来なくなるっていう。つまりNRCの空調が直ってもNRCが世界から春を奪ってしまうことになる=世界の敵認定ですよ。うわあ。
そして本編でも言われてたように、NRC関係者でイベント前に言葉も通じない妖精を助けようとするようなお人好し=善性人間なんてたぶんカリムの他に可能性あるのはシルバーくらいで、さらに腹痛薬常備してるのなんて過去に何度も毒殺危機に遭遇したカリムくらいなんですよ…。
というか
①イベント直前、偶然に困ってる妖精に遭遇する
②その妖精のトラブル(腹痛)を解消するアイテムが偶然に自分の手元にある
③助けた妖精が偶然に「モノづくりの妖精」で、必須アイテムをその場で作ってプレゼントしてくれる
なんて【幸運】に恵まれるのどんだけだ…。
しかも自分一人で解決するんじゃなく、いったん皆を呼びに行くことでアイテムを全員分自然に確保してしまうという。
カリム・アルアジームの【運命力】の怖さ。
自分(善性主人公)のみならず、その【富】を他者(しかも運命力に見放されてるヴィランズ)にまで波及させるの
マジで恐ろしい。