アナと雪の女王2ネタバレでまだ考えがまとまってないけど、とりあえず今一番思ったこと。
アナと雪の女王2は、女性主人公がふたりいる意味がすごくあるなあと思った。
姉妹が遊んでいるところで、アナちゃんはプリンセスのピンチに王子様を作ってもらって、キスをする遊びをしている。でもエルサはそれに対して「うぇーー」って言って妖精の女王をつくってみんなを守る。で、最後アナちゃんは全部だきしめて「みんな結婚!」
いわゆるクラシックプリンセスに憧れるタイプの女の子がいてもいいし、そうでない自分のやりたいことややるべきことを見つけるような女の子がいてもいい。
これまでのプリンセスはひとりだけだったから、どっちかに偏ってしまうように見えていたり、特に昨今の風潮的にクラシックプリンセスタイプが否定されているように感じることもあったけど、姉妹で違った価値観を持つことができているから、この作品はそこに意味があるなあと感じた。
だからアナちゃんは恋愛をして、(王子様ではない)男と結婚をして(する予定?)、そんでもってプリンセスじゃないから仕事もする(軽くみられる仕事でもなく、責任重大な女王という仕事)。ていうかこれ、いわゆる今の女性が自身に求めている女性像じゃないだろうか。
その反対に、エルサは自分のやるべきことを見つけ全うし(過去の過ちを正して)、自分の才能を活かしてできることと、活かせる場所を見つけた。それは恋愛ではなくて、もっと別のなにかだった。(そして最後、彼女は恋人なんかいないけれど、とっても満足そうな顔をしている。しかしあの顔をみたらすべてがどうでもいいやってなるわ)
前作でエルサがヴィランにならず、アナが王子と恋をせず、姉妹が主人公での大ヒットを受けて、こんなことができたことを考えると奇跡のような作品だなー。
▼エルサの退位
エルサはアレンデールを正しい道に導くことじゃなくて、アレンデールを守ることなんだなあ。1回目観たときは異端でも受け入れてくれる場所があることを示すために、エルサに残ってほしかったけど、2回め観たときはヒーローって言葉がすごい浮かんだ。みんなを助ける妖精の女王になったんだなあ。
私の中ではふたりともアレンデールの女王で、ひとりはアレンデールの民を率いる女王で、もうひとりはアレンデールのすべてを守る女王なんだよ。ふたりは別々のものをつなぐ架け橋の女王だから、どっちもいないとだめなんだよ。
あ、姉妹厨としては「みーんな結婚」でいいじゃんってなりました。
だって最後の馬に乗ってかけてくるウェディングドレスのような王子様のようなエルサはもう結婚しただろ。うん。
一緒に手をつないでいてほしいけど、アナちゃんが自分の人生の主役になるにはきっとエルサの存在が大きすぎて、結局離れてこそ本当の絆になるんだろうなと。
だってあの子103分の登場シーン中で8割位エルサの心配してなかった???なんなの???