スリルミ広山ペア4/17、公園で一度唇を離した山崎彼が松岡私を見つめる恋しい者を見るような愛しい一生懸命な瞳なんなの……後にも先にもこの時しかしなかったその表情の真意はなんなの……(好きです)
山崎彼、松岡私の腰のあたりをまさぐるように撫でながら口付けてるのに“私”が抱き返すように腕を掴むと身体を開くようにして手から離れるのなんなの(好き) 力で自由を奪われるのを恐れているような反応するぅ……
「俺と組んで」で「行かないでくれ」って囁いて口付けるときも必死な切ない顔していてこの彼本当に「お前が必要なんだ」なんだよな……初めから“私”以外なにも持っていない“彼”
山崎彼は美しくて弱くて繊細な人間だったし松岡私はそのグループ内でのカースト下位が上位に媚びるような顔および声とたまに覗く支配欲の落差が同じ人物から繰り出されるの人物像まあまあわかるぶん現実にいそう感高くてこわいんだけど(賛美の表現です)
〇「隠された真実」
https://fse.tw/XLTGyPnr
〇「僕はわかってる」
松岡私、鳥を見ながら気もそぞろで時計を見て苛立たしげにしている 珍しい鳥を見つけて目を眇めてからはバードウォッチングにも集中しているようだったけども
顔を正面に向けたまま「待ってたよ!」を言うの松岡私だけでは 振り向いた途端に手を離して立ち上がる“彼”
「お前と違って、俺には友達が『たくさん』いるんだ」の『たくさん』ちょっと語気を強めて険のある表情で言う山崎彼、絶対友達は少ないし気を許せる相手がなんなら“私”しかいない
山崎彼、タバコを吸うけどさほど好きじゃなさそうで吸い慣れてなさそうな感じが可愛いと思う、口に溜まった煙を吐き出すみたいな吸い方をする
振り返って“私”の顔に煙を吹き付けるところ、松岡私が身を乗り出して食らいつくようにしてたのとその後に払いはしたものの怯まず真正面から受けて言葉も続けたので次のひと呼吸の訴えで“私”の口からも白煙の塊が出たの最高だと思いました。その後も強く言葉を重ねるたびに“彼”の残した煙が大きく揺れて散らされて この“私”本質的につよい
マッチの火を見つめる彼、マッチを水平にしてるから炎が小さくなり横に広がってた 軸の真ん中まで炎が広がってたから因果は逆かもしれない(マッチを持ち続けるには危ないところまで燃えてきちゃったから向きを変えたのかも)
この場面の「君がそれでいいなら」とか、松岡私たまに下から媚びるような笑顔と声をするんだけどあれ、“彼”の繊細な神経に気を遣ってる感じがするんだけどいつか“彼”がちゃんとした自尊を手に入れてたらブチ切れられそうだよなって思いながら見てた そんな日は来なかったけど “彼”はあの媚びるような気遣いが上から下に与えられる配慮だと気づくことがない 心底からの対等な思いやりをもらったことがないのかな……あれしかもらったことがなければ当たり前としか思えないもんな
〇「やさしい炎」
山崎彼、「やさしい炎」で本当に満たされた幸せそうな顔をしてるし松岡私を後ろから抱きしめてゆっくり離れていきながら幸福な笑みが徐々に薄れていく
抱きしめられてから「慰めてくれる」で目を閉じたままだった松岡私がゆるりと目を開けて、山崎彼の喜びと興奮が移ったように炎に目を輝かせるのよかったですね "私"の目に完全に灯ったのと前後して"彼"の喜びはしぼんで消えてしまったけれど
山崎彼が手を握って松岡私の顔に喜びが浮かんだ次のタイミングで手を引っ張り上げ捻る(松岡私が痛みに顔を歪めるも抵抗も振り払いもしない)のこのペアだけだよ 炎から目を離して伸ばされた手を見下ろし、掴んだ手を捻りあげるまでは“私”のほうを(というか手を)見ているので無関心ではないんだよね
“彼”が段に座り離れて行く手を名残惜しげに目で追う松岡私がしかし、その後目を閉じて肩に回された山崎彼の腕に身体を預けて“彼”がそこにいるのを全身で味わってるのでこの“私”さては(少なくともこの時点では)炎なんか心底どうでもいいな……?と思いました。“彼”も彼で腰掛けた後は幸福そうに炎をずっと見ているからまあ似合いの2人ではある、し、体重かけられても腕引っ込めたりしないから気にしてないほど満たされてるか求められてるのが満更でもないんだよなたぶんな
〇「契約書」
「契約書」で寝転がったまま「あれは最高で完璧な夜」を、あそこだけあの晩と同じ満たされて興奮した笑みを浮かべて歌う山崎彼な……
松岡私に本を差し出す山崎彼、“私”が本を受け取る寸前にひょいと本を少し上に持ち上げてから放る いじわるしてる ちょっとむくれるように見上げてるけど特にいらだつでもなくまたかーみたいな流し方で本を拾って移動する松岡私にここで強く反応しちゃいけないことを知ってる付き合いの長さを感じました
「自分だけいい子になって~」から文書にすることを思いつくまで、目を剥いて身を乗り出して忌々しさをぶつけるように怒鳴りつける”彼”、結構な本気が入ってそうだった。山崎彼、こういうときの低音をどすを効かせてざらりとした響きで歌うのいいよね
「見損なった!」で目を合わせてた松岡私が痛々しそうな顔をして背中を向けてうつむくの、傷ついたというより傷つけた顔に見えて(たぶん欲目)
契約書で自分の要求を打ちながら松岡私が顔を上げるタイミング、「同様に」「同意することを誓う!」でした。どっちも盛り。どっちも言うか同意~以降「黙って打て」言われて憮然とタイプライターに向き直るまでずうっと山崎彼を見てた "彼"は一度も振り向かなかった
「できた」って立ち上がり前へ歩いてきながら、眼鏡をかけたまま顔を紙に近づけて読み返している動きに近視なんだなあと思うなどしました
〇「スリル・ミー」はこっち
https://fse.tw/G5kvN2VT
◯「計画」
般若面ってあるじゃないですか、泥眼、生成、って己の感情でだんだん人間から鬼になっていく女を表す能面。殺人を語る山崎彼の歪んだ表情を見ていてそれを連想した。表情の形は笑みに属するものだし“彼”を壊しているのは嫉妬の感情ではないけれども。笑みに近づけた形に目と口を歪めた表情の、明滅するように不規則にひずみの深まる様がさ、今にも砕け散りそうな、“彼”の精神はもう限界なんだなって痛ましくて見ていられなかった(ガン見した)
燃えるように輝いている黒目は切迫していて、幸福そうでも楽しそうでもないのよ 痛ましい
いつになく拒む“私”に山崎彼が言い放った「こわいのか」で松岡私が目を落として静かになるの図星を突かれたようだった 「死刑にはなりたくない」まで間があるんだよね
〇「戻れない道」
戻れない道っていうかその背後、準備されたものを確かめながら山崎彼が「完璧」でないもののコメントをいったん顔を上げて"私"の目を見るようにして少し笑んだわくわくした顔で言うの……あの……(好きです)
「ハンマーは完璧だ……」だけハンマーに目を落としたまま言う……
毛布をたたむとき端と端をつまんで合わせていて、丁寧に折り畳んで小さくしてからリュックに詰める仕草に品があって、育ちのよさというか本来あった気質の素直さというかが胸を打つ 月影のような美しさだなこの"彼" 太陽光を反射した美しいけれどあわくて形も曖昧な光
松岡私、だんだん歳経ていくけど明確に54歳なの最後の「信じてた」だけじゃない?気のせい? あのフレーズだけ声がはっきりと低く澱があった気がしたんだけど
◯「超人たち」
https://fusetter.com/tw/m7gzdVzB
◯「僕の眼鏡/大人しくしろ」
松岡私、電話の前で背を丸めていたり弟にも媚びたような声で対応するのが集団内で立場が弱い人間の仕草
「はあ!?」って怒鳴る前に一瞬溜めてから振り返ってたり大きくて低い音を出している、という感じの妙なドスのきいてなさだったり、聞いたことは結構あるけど自分でぶつけたことはあんまないのかなって
迷いなく暴力で脅しつけるって行為にためらいがあるのは慣れていなさなのか家柄がそこそこ良いからなのか、さて
3回目の速報、段に座った彼がやや身を乗り出して真剣に聴いてる感じがしたんだけど気のせいかな
“私”がまくし立てるところでどこか、“彼”が受話器を耳から離してた箇所があったと思ったんだけどどこだっけ
◯「死にたくない」
山崎彼が背中を向けているから「こわいんだ」と泣きそうな顔で吐き出すのを松岡私は(起き上がっていたとしても)見えないのよき
両膝を抱える腕がぎゅっと力の籠もってて“彼”の怯えが伝わってくるという話をですね
ロープが巻きつく首に手を添えているの無力でよいですね 掻き毟るのもロープを掴もうとすることもなく首に手を触れて怯えているだけ
この曲で山崎彼はたびたび左手で右腕を庇うように握るんですよ。傷めてるわけでなさそうなのに。最後、後ろを剥いて小さくなっている“彼”が自分の右肩を強く左手で抱いているのを見て、自分で自分を抱きしめていたんだなって思った。(右手は見えなかったのでおそらく膝か腰のあたりを抱えている) 山崎彼はこわくてたまらないときに自分で自分を抱きしめるしか知らないで生きてきたんだな……
〇「99年」
松岡私、「わざと落としたんだよ」と「離れない 離さない」のときの表情がおんなじ、目を大きく開いて口をはっきり動かして“彼”の目を真正面から覗き込んで、揺らがない優位という事実を突きつけるように“彼”に叩き込む 後者は“私”こっち向いてるけどあそこ関係としては“彼”と正対してるままでしょって思ってるんだけどどうなの