4/18にいまりペア、新納彼に責められてただただ小さく震えている田代私に抵抗や反論の意思が一切見えず、叱責される子どもみたいだったなと思っている。すごい素直。
「契約書」の晩の話です
新納彼に背中を向けて座り込んだままどうしようどうしようって顔で揃えた膝の上で手を動かしていて、「見損なった!」って怒鳴られて泣き出す直前の子どもみたいに目と口を大きくゆがめて、わあっと弾ける寸前で「レイ」って名前を呼ばれる、"彼"のそのタイミングが絶妙
新納彼、読んでいた本を床に置く動作が一番やわらかくて、すっと手を伸ばすのにほとんど音をさせないで置く
「驚かせようと思って」でちょこっと首をかしげるの可愛かったです “彼”には「なんで」って一蹴されてたけども
田代私の「ありがとう……」許された驚きのようなものと感謝の感情が思わずこぼれてきたような音の響きをしている……少し背をかがめて靴底を真上から下ろし足音を殺して近づいていくのが寝ている(振りの)彼の邪魔をしないようにしてるみたいだった
新納彼、「あれは最高で完璧な夜」で身体を起こすんですね ”私“に向き直りつつ「気にすることなんてない」って続けるのを、田代私は両膝を抱えて視線を外すように顔を伏せる
契約書の文面、“私”は「Bは」で新納彼へ身を乗り出して必死に訴えかけるような表情をしているんですね “君に”僕を見てほしいんだね(新納彼は振り向かない)
続きを打っている“私”を背後に片膝を立ててどこかを見上げるようにしている新納彼、目の表面が陶器のボタンのようで、何を考えてたんだろう
「できた」って声を聞くまでそのまま身じろぎもしない
悲鳴を上げて引っ込めた手を庇うのに「サインしろ」って命じられれば指をぎゅっと圧迫して血を出させる“私”、素直で可愛いと思う。“彼”の顔を見てから行動に移すのも
「一人でできるから大丈夫だ」より「前にもやったことがある」で動揺が表情に出るのね 自分だけの特別だと思ってたのにってことなのかな
“私”を目でとらえたまま見せつけるようにぴ、と指を動かして切るね新納彼
立ち上がったときからうっとりした笑みを浮かべている田代私、儀式めいたこの行為への入れ込みようが強い。新納彼から与えられたものに染められるように心を支配されるよなこの子は……
最後、契約書を指で弾いていった新納彼の目が冷静で醒めているのが対照的だなあと思った