どすと新作1話目感想!
【前置き】
私、キヤマはdcstの感想を書いたり考察したりする際、あの世界の中に入り込む視点と少年漫画作品鑑賞というメタ的視点を同時に持ちながら行っております。なので着目観点がものすごく入り乱れます。
あと当然ですが、一から十まで私個人の見解であり、他者に同意も否定も求めておりません(共感していただけるのはもちろん嬉しいです)。
【本誌感想】
■親子の回想から始まるの、嬉しい~!今回のお話のテーマは親子とか人類の血脈とかなのでしょうか。
■息子のとんでもない行動を笑い飛ばしてしまう百夜の倫理観ェ…。まぁ漫画的誇張表現と割愛結果でしょうけどね。
■自分の食べ物をあげる。自分のコートを着せてやる。親の無償の愛の行動だなぁと心が温かくなりました。
最終回前の一緒にラーメンを食べている扉絵で、百夜が同じくチャーシューを千空に分けてあげていて、いくつになっても親子は親子だもんねとすごく感動したので、その行為を実際行っていたと知れて本当に嬉しいです。
■この漫画内で「己の科学を阻まれる」役どころを与えられているのはゼノだけなので、いつもお疲れ様…と思ってしまいます。千空たちも、ここまでで似たような経験はしているはずですが、描写?出演?はNGかかってるんですよねぇ…。
■千空、顔の各パーツこそほとんど変わっていないけど、目つきと全体的な雰囲気できっちり20代後半男性と表現されていて、改めて作画先生の実力を思い知らされます。
クロムや龍水と違ってティーン時代のエネルギッシュさが完全に無くなり、ちょっぴりくたびれているようにすら見えて、休まずずーっと頑張り続けているんだなぁと胸がきゅっとなりました(この辺作画先生の解釈が特に表れてそう)。
ファンによって二次創作では色々提示されているけれど、原作の彼の安らぎって何なんでしょうね…とても、とても考え込んでしまうな…。
■クロルリ結婚おめでとう!真っ赤っかになってお返事するルリさんホント可愛すぎですね。
コクヨウの号泣で私ももらい泣きしてしまいました。ルリさん完治のあのシーン、全編通してトップ3に入るぐらいに泣いたところなので…!
■恋バナのシーン。コハクと千空の「伴侶」に対する価値観が読み取れてなかなか面白いな~、というのが私の率直な感想です。原作先生による主張や意図を持たせる意味合い(※この二人が回答、という訳ではないです!!)の方が強いとも思いましたけどね。
千空が前回の読切に引き続き、悪態もつかずスマートな切り返しをしていて、大人の男性に相応しい精神に成長している!と湧きましたよだいぶ。
■石世界の真冬の富士山山頂でその格好は無防備がすぎる!!!!!笑
柱に手をつく千空、前述のくたびれが晴れ科学少年に戻っているように見えました。幼きあの日を改めて思い出しているんでしょうね。
百夜、百夜かぁ……パパなのかな…。個人的には、石神村創始者の名前を頂いた他人、つまり誰かの子孫ではないかと予想してみます。
でも千空のあんな表情見ちゃったもんなぁ…再会してほしい気持ちだってありますよ、もちろん、それはもう…。