後編が来るまでにヴィクターの罪悪感について考える
※アニバカドストバレ注意
ヴィクターが研究に勤しむのは知的好奇心からだと自分では思っているが、果たしてそうだろうか? そこには罪悪感というものが乗っているのでは?
という問いかけについて
私はこれを「ヴィクターからノヴァに対する罪悪感」だと思っていて、その理由が故人(オズワルドかシオンのどちらか)と関係していると踏んでいました
以前話したのはここ↓
https://fusetter.com/tw/j0r6wO7s
もし仮にヴィクターが今の研究の目的の一つに「罪悪感を払拭するため」というものがあるとすれば、ヴィクターは今の研究を自分の感情でストップさせることができない状態だったのかなあとも思います
既にこの研究のために犠牲にしたものがある。だからこそ研究は完遂させなければならない、たとえどんな手段を使っても
そういう感情が少なからずあったのでは? と推測します
これを踏まえて2部1章で新たに出てきた情報について
ノヴァが教会で懺悔した内容ですが、「クリスマス前のあの時、本当はシオンの両親に挨拶をしに行くつもりだったが研究が立て込んでいたため叶わなかった」とノヴァは語っています
ノヴァの手が回らなくなった時に真っ先に頼る人物は誰でしょう? そうです、ヴィクターですね
ハロウィンやメインストのいろんな場面で、ノヴァはヴィクターに何度も手伝って欲しいと弱音を吐いています
つまりノヴァが忙しくしている時というのは「研究部全体が鬼のように忙しい」かつ「ヴィクターもノヴァに手が貸せない時」だと思うんですよね
アニバストの方で「ノヴァがヴィクターと競い合うのをやめたのは、熱中すると自分のことを疎かにするヴィクターを気遣ったから」とも言っています
なので6年前のクリスマスも、ノヴァはシオンの両親へ挨拶することよりも職務の遂行とヴィクターの身を案じる方を優先したのではないか? と思うわけですよ
アニバストはヴィクターの深層心理の話でもあると勝手に解釈しているので、ヴィクターもこの時ノヴァが研究を優先した原因の一端は自分にあると心のどこかで感じていたり……するのかなあ……なんて思うのです
つまりこの罪悪感というのは「ノヴァがシオンに対する後悔の念を残してしまったのは自分のせいだという罪悪感」なのではないか?
そしてその原因の一部に今行っている研究が関わっていて、その心残りから研究を辞めるという選択肢を選べないままここまで来てしまった……という感じの推測です!
正直あんまり当たっている気はしませんが、なんとなく私の中でしっくり来たので……書き残しておくことにします