みやびSS
膝枕と耳かきをそえて
みやび「おっ起きたか、相棒」
みやび「徹夜かなんかわからんけど、床で寝ちょったら風邪ひくぞね」
みやび「やき、こうして毛布をかけたわけちや。枕は洗濯中につき、みやびさんが膝を貸してやることにした」
みやび「うむ、大いに感謝しい。本来なら甘味を請求するところだが、まぁレアなもん見れたし出血大サービスということで」
みやび「さぁほれ起き…えまだ?仕方ないねぇ」
みやび「終わったらうちの足のマッサージ、約束ぞね」
みやび「良し。なら存分に堪能しい」
みやび「……」
みやび「……」
みやび「ぁっ…いきなり頭動かすな…こしょばい…」
みやび「……」
みやび「……起きとる?」
みやび「そうか…」
みやび「……」
みやび「………あ、相棒!耳かきしちゃる!」
みやび「安心せい、サービスプランの中に入っちょるから追加請求はないよ」
みやび「ほれ、横向いて」
みやび「じゃあ…」
みやび(勢いで言うたが人の耳かきなんてやったことないんやけど……大丈夫やろか……)
みやび(あっ耳が見えん)
みやび(胸が邪魔や…いやもうちょい前屈みになれば……)ムニュッ
みやび「ちょっ相棒!動いたらダメぞね」
みやび「ストップ!そこでストップ…えいね?」
みやび「ん、それでは改めて」
みやび「…緊張、しちょる?大丈夫。リラックスして」
みやび「痛かったら言ってな。うちはじめてやから」
みやび「あー、なごちゃんにもしたことないねぇ」
みやび「だから相棒が1人目……やね」
みやび「うんん、相棒が1人目でよかったがよ。なごちゃんに耳かきする前に相棒を練習台にできるからね」
みやび「ふふっ」
みやび「さ、奥入れるよ」
みやび「んーここぐらいかね」
みやび「気持ちえい?そっか」
みやび「暗くてよう見えんな…ちっくと動くぞね」
みやび「…これで良し、と」
みやび「……まだもうちょい。我慢、してな」
みやび「……と、はいお終い」
みやび「ときに相棒。寒くなって血流が悪くなると耳の穴が狭くなって耳垢が溜まりやすくなるんよ。知ってた?」
みやび「だから」
みやび「はぁー……」
みやび「これで温まったかね、相棒?」
みやび「さ、もう片方も見せてみ」