頭夢児島殺人事件 未通過は見ちゃダメ
お腹いっぱいでした。
まずは同卓して下さった皆さん、ありがとうございました!
お疲れ様でした!
以下は、鞠維(まりい)ちゃん(元いとちゃん)に支えて貰いながら、
ロリコン発狂を抑えて正気に戻りつつ書いた日記。
◆まとめSS+後日談SS
草鞋宗兵衛(わらじそうべえ)
この悲しい出来事を決して忘れないために日記に綴る。
クレド様には恩義があった。
事故により父も母もおらず、寝込んでいる祖父母を持った、
身寄りがない私を13歳から面倒をみてくれた。
ダメ元で頼んだ所を救ってもらえたのだった。
当時のクレド様は、にこやかにカッカと笑ったものだった。
その姿を見てほっと胸を撫で下ろして、温かい寝床に着いたのを今も思い出す。
その年に、クレド様の奥様が鞠維(まりい)を出産した。
そして、その奥様は子どもを産むとともに亡くなったと聞いた。
クレド様は酷く落ち込んでいたのを思い出す。
けれど、来たばかりの私は何も出来なかった。
自分は最悪をこの屋敷に持ち込んだのではないかという不安、この屋敷に馴染めるかの不安が襲った。
屋敷には彼の子供であるリオとレオが居た。
私がいずれ仕えることになる3つ年下のレオは、そんな不安を打ち消してくれた。
優しく、私のことを友として扱ってくれた。ありがたかった。
身寄りがない私が、心を吐露できる友を持つことが出来たのだ。
レオの紹介で近くにある村の子供たちと遊ぶこともあった。旭君と知り合ったのもその頃だ。
※その時に橡 静歌(つるばみ しずか)とも遊んでいたかもしれない。
15歳から屋敷で仕えることになった。
ここで働くことに迷いはなかった。当然だ。
お世話になっているみんなの元で働けるのは嬉しいことだ。
屋敷の掃除を覚えて、トメさんの元で料理の修行をした。
何でも覚えていこうと必死に努力した。
段々と屋敷の管理にも慣れてきた頃に、経理の勉強もすることにした。
次期当主であるリオが、不動産業で成功した父の跡を継ぐことに悩んでいる姿はよく見ていた。
その力になりたいと経理を私も学び、いずれは彼の右腕として動けるようにと願ってのことだった。
そしてある夜、部屋の全てのベルが鳴った。
それは緊急の知らせだった。広間に行くと、村で火事が起きたと知らされた。
当時はまだ沢山の執事が居た。みなそれぞれが人命のために行動を起こしていた。
迅速な対応で、玄関には他の執事が怪我をした村人を屋敷に運び入れていた。
「何があったんですか」と聞くと、ひどい大火事にあったと答えた。
生き残ったのは運び込まれた3人だけだと分かった。200名ほどが住む村だった。
何者かによる故意の大量殺人でも起きていたのかもしれない。
そう邪推するほどに悲惨だった。
3人は孤児院に預けることになった。
しかし、顔に酷い火傷をおった旭くんは孤児院では受け取ってもらえず、屋敷で一緒に暮らすことになった。
両親を事故で亡くしたことは私と境遇が同じだった。その辛さを知っていた私は旭くんに同情し、よく喋るようにしていた。大丈夫、親が居なくたって私たちがいるから、屋敷の優しい人たちが居るからと……そう、一緒に屋敷で仕えて過ごしてきた。リオと旭と私の3人で、今後のことはどうにでもなるだろうと思っていた。
20 歳の頃。
トムジ家のみんなに日頃の感謝の意を込めて、
貰った給料を使って、教えてもらった料理の腕によりをかけてパーティを開いた。
使用人のいと、料理長、庭師の旭にも相談した。
夜に焚き火を囲んで、クレド様もカッカと笑って喜んで、
ムスッとしたリオと、にこやかなレオと、アップルパイを絶賛してくれた7歳になった鞠維様、
執事たちの和気藹々とした中でバーべーキューをして、ゲームをして、お酒を飲んで楽しんだ。
あの時が1番幸せだったとそう思っていた。
しかし、この頃には、鞠維様といとがクレド様によって入れ替えられていた。分からなかった。
どうして、どうして何ですか。クレド様。
あなたは……あなたを止めてくれる方は居なかったのか、あなたは命の恩人なのに…悔しい。
そして執事が居なくなる事件があり、
不自然なメイドの疾走と報告があり、
クレド様は喋らなくなり、、、
、、、
◆シナリオへの感想
はあーーーートムジ。お前はーーーー悪魔め!!!
ほいちのループ展開が好きすぎて興奮してたーーーー
この世界をもう一度構成し直して、もう一度始まりから……熱い…熱すぎる。
最後のハクジ君がリオを偽物だと看破したのが、
偉すぎて天才過ぎて自分には推理出来てなくて、ありがとうの気持ちでした。
◆恋路
鞠維(まりい)ちゃん(元いとちゃん)に支えて貰いながら、付き合ってるそうな気がする。
宗兵衛くんは恋心は浮かべないイメージだった。良くしてくれた人に裏切りたくない、恩義に応えたいという思いが強く、動植物のスケッチを趣味にするくらいには感情的に落ち着いた生活が好いてるから、恋に目覚めるとしてもゆっくりと相手の優しさに気づいて花咲く感じかな。その時には、クリスマスプレゼントを宗兵衛君から送っていそうだ。付き合ったらまったりしてそう。
緑の柔らかな光が頬を撫でる、日掛けで涼しそうなツリーハウスには、
スケッチをしている宗兵衛(そうべえ)と鞠維(まりい)が居る。
潮風が優しく吹く。宗兵衛がふと立ち上がって青い海を見やる。
海には船が一隻。島に向かって来ていた。
END
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