FGOインドの感想です!
レジライ最高か?
まず最初のマハープララヤに対し、自身がもたらした文明交換の価値で有益であることを示して抗うシーン。劇中では数秒でしたがレジライ本人の霊基は人生そのものをやり直していたかのような時間感覚だと言われて驚きました、流石諦めない英雄。
中盤はしばらくレジライの出番はなく、空想樹の周りの情報が出るまでは神の空岩の不思議さがただひたすらに目立つだけでしたね…
ただ、中盤のラスト、神の空岩が燃え尽きるレジライが残したサンタマリア号の衝角だという展開には驚かされました。
カリ・ユガを無機物であり、エーテル物質である宝具そのものを残すことで越え、自身を再召喚させる触媒とする展開には「そう来たか!」と思わざるを得ませんでした。
思えば最初の召喚で彼が応じたのも「カリ・ユガを越えた物質は恒久的に存在する。例えそれが過去であろうとも。」という設定を示唆していたんですね…。
ここでのサンタマリア号の大きさに違和感を覚えた人も終盤で感動したんじゃないでしょうか。
ついに終盤、乳海をサンタマリア号で渡るシーン、「圧倒的な絶望」という概念に「諦めなければ必ず」という概念をぶつけるのは終章のゲーティアが放つ「誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの」に対し、マシュが「今は遥か、理想の城」を放つ展開の再演でしたよね?
最初はマシュが生存できなくてレジライが生存できるのは流石に…と思っていましたが、後々「サンタマリア号で渡りきるということはアメリカにつくということ。それはレジライの破滅(梅毒)を意味する。その達成確率が困難であるほどレジライの破滅も確定的になる。」というホームズの説明で腑に落ちました。
そしてレジライ二度目の消滅()シーン、しんみりとした雰囲気になるかと思いきや「この時を待っていたぜ!!!」と目を輝かせるレジライ。
一度完全消滅したレジライは、不出来なものとして排除された全てに「外からの征服者」としてコンタクト。二度目の消滅に際して「帰還し」「消滅する」という人生の焼き直しを完成させる、といったものでした。
その結果、排除された全てを奴隷として船に取り込み、生前それら全てを自身の利益に還元したレジライは再臨。神の排除した全てを自身の力として吸収し纏います。まさにコンキスタドレス。
マハープララヤによって削減され続ける一方だった世界が「アルジュナが排除し、」「レジライが連れてくる」ことで世界の縮小は止まります。私はここで涙を禁じ得ませんでした。
最後のセリフ「お前が要らなくなったものでも…誰かには必要なんだ!」というセリフは平和な日常生活を送る我々とは違う意味でレジライに必要なセリフなんでしょう。
総評として、終始レジライメインでありながら、要所要所で各サーヴァントが輝く素晴らしいシナリオでしたね!
コンキスタドレス霊衣を矢尻20本で交換というのはかなり大きいコストでしたが、あれだけの奴隷を連れてくる罪を重ねておきながら禍罪の矢尻20本で済むのは御の字だとも思います。
センキューレッジ!