生き褒め江雪さんの物語について。
ここまで見てきたお話の流れからのかなり強引な推測にすぎないので、全然違うかもしれないただの妄想と思ってください、って感じですが。
このお話の墨染本丸で起きたことを想像しました。
墨染本丸の、まことの愛と救済のお話。
墨染本丸は少女審神者が運営していた。
その墨染本丸が外部への音沙汰をなくした原因はおそらく2つに1つと思われる。
原因① 墨染江雪さんが少女を手にかけたため
原因② 少女が外部との関わりを自ら途絶えさせたため
自分の想像では②なのではないかと思っていて、
つまり、少女は男士たちを含めた自分の本丸の一切合切を外部から切り離して、
そうして男士たちを守った『つもり』だったんじゃないかと。
(「この箱は安心でしょ」のくだり)
また、墨染の記録に登場する「おれ」は墨染には居て現本丸にはいない男士であり、
だから、「おれはもう、こんなところからおさらばする」と言ったのではないか。
墨染の男士たちは皆どういう行動をとったのか不明だが、
きっと長い間同じような平和な日々を過ごしてきたのだと思う。
そんななか、江雪さんは命であったり、人間らしさであったり、そういうことを考えるようになった。
まことの愛とは、救済とは。
江雪さんがやったことは、男士や江雪さん自身、少女を解放する、そういう救済であり、まことの愛なんじゃないかなあと。