映画刀剣乱舞、四回目で気が付くの遅くねえ?って話なんですけど審神者が「まさか信長が生きていたとはな」っていうの、三日月宗近が自分の知る真の歴史について審神者に教えたのがあのシーン直前ってことなんですよね。だから三日月がそのあと
鶯丸に「俺のせいなのだ」「近侍を降りる」と、いう。
信長が在命なのは、審神者がウィンドウみて確認し、その情報を審神者が三日月宗近に教えたはずなのに、カット変わって他刀剣男士の面々になってから、カメラが対策を練っているはずの二人に戻ったときに「まさか信長が生きていたとはな」とまるで情報を与えられた側のように審神者が言う。
この直前の審神者の言葉が「おまえの策で行こう」。三日月宗近しか出せない策を出したあとの「まさか生きていたとはな」。
ということは、要するにここは、審神者が三日月宗近から「真の歴史」を教えられた直後なのではないか。
これまで審神者は真の歴史を一切知らなかったのに、教えなかった三日月宗近を責めるでもなく、「私がもっと慎重になるべきだった」と謝ってしまうので、マジで三日月宗近は立つ瀬がない。
直後階段の下で三日月宗近が鶯丸に情報を漏らすのも、日本号に気が付かないのも、自分がいたらないということをこれでもかと突きつけられた直後のド凹みの真っ最中だからなのも大きそう。
正しくそれを汲んだ鶯丸が「主はああいうお人だから、だかお前のせいでもないだろう」とフォローしてくれても、もう全然慰められない。そういうお人なのを知ってたのに言わせた事実がのしかかり、むしろどんどん我が身のいたらなさが沁みるだけ。
転送先で長谷部に「仕事をやる気があるのか?!」と聞かれて「お前には負けるかな」と返すのも、三日月宗近は本気でいまこんな状態と主の謝罪を招いた自分より、長谷部のほうがはるかに誠実だし任をきちんとこなしていると思っている真っ最中だからなんだよね……。
三日月宗近は、あれだけ審神者を愛して信頼しているのに、今まで真の歴史を教えなかったことを心底悔いて、だから自分は近侍から降りる……この本丸から降りると鶯丸に告げたのではないか。
こんなにもいたらない、本丸を預かるに値しない自分でもせめて忠義と友情を捧げるため、審神者と運命を一緒にして消えたいと望んだのではないか。
そして、そういう自己満足の心中を靖子は当然許さないんですね…。三日月宗近は、生きなければならない。