FGOイベント『旧き蜘蛛は懐古と共に糸を紡ぐ』
聖遺物を盗んだ犯人はモリアーティだけども、事の始まり“真の黒幕”はこの時代の生きているモリアーティなのでは
やっぱり黒幕はこの人じゃないと!
という心情で無理矢理にでもこじつけようと考えたけど、穴が埋められませんでした。
ということで十中八九間違ってるのですけど、せっかくなのでまとめてみる。
この争い、殺し合いは“この時代に生きている”モリアーティが仕組んだ悪の一つ。
けど、ぐだと共にいるバーテンダーのモリアーティは争いを防ごうとしている。聖遺物を盗んだのはそのため。という考え
要は『過去に自分がやった犯罪計画に未練を抱いていたモリアーティが、今回の介入で未練をなくそうとしている=計画を失敗させようとしている』という感じ。
そもそもこれが虚月館方式だとすると、ぐだやモリアーティがバーテンダーになれているのは、“バーテンダーだった人”の意識を乗っ取っているというわけで。
実際、モリアーティは古参バーテンダーでくだは最近入った見習いバーテンダーという扱い。他の特異点みたいに“突然やってきた余所者”みたいな扱いはされてはいない。
・以蔵の『ディルが引退すれば、燕青と以蔵による勢力争いが始まり、きっと他の誰でもない余所者が支配する』という趣旨の発言
・ぐだたちが謎の襲撃を受けるが、ギャングや魔術師は『いい人たちではないが、罪のない若者を殺して平然としているほど悪くもない』人達なこと
・密かに受け継がれていた聖遺物の存在がこのタイミングでバレたこと
・ジークも聖遺物を手元に置く理由は無いこと
・モリアーティは三組織のギャングと三人の魔術師が互いに疑い、殺し合い、街を巻き込み無駄死にが大量に発生したという結末“だけは”知っていること
・モリアーティの半生…人を操り陥穽に落ちるのを見るのは楽しいと振り返ったこと
・被害を最小限に抑える、全てを台無しにするのがぐだたちの役割であること
・何よりこの話が「あの時こうすれば良かった」という未練を無くそうとすると大変なことになる、という教訓話なこと
とかを考えると
ジークにも六勢力にもわざわざ聖遺物を盗む必要が無いと思うんですよね。
ジークが犯人だとすると、殺し合いが起きないように立ち回っているのが不可解ですし、そもそも争わせたいならそのままオークション始めて実力行使の殺し合いに発展させれば良いわけですし。
だとすると聖遺物を盗んだのは『争いが確実に起きるポイントであるオークションをそもそも起こさせない』ためなのではないかと
流れとしては
・“この時代に生きているモリアーティ”は組織作りの一環として、やがて船による産業で更に豊かになるこの街に目をつけていた。
・ジーク家に貴重な聖遺物があると知り、自身の息がかかった工作員をバーテンダーとして送り込む。
・聖遺物の情報を魔術師に流す。
・三組織のギャングの膠着状態を魔術師の介入によって崩し、オークションから発展する実力行使の殺し合いをさせ、各勢力が疲弊した所で後からやってきて美味しいところをまるっと頂く。という計画を実行しようとする。
・工作員の本来の役割は六勢力を煽り、争いを誘発させること
・しかし、工作員のバーテンダーの意識が未来から来たモリアーティ、ぐだたちに乗っ取られてしまう。
・未来から来たモリアーティはぐだに争いが起きないように行動させつつ、聖遺物を盗み出す。
・“この時代に生きている”モリアーティはぐだ(新人バーテンダーとして潜入した工作員)が裏切ったと思い、始末しようと襲撃者たちを送り込む。
…という感じで考えたんですけど
「警報を響かず触媒を盗むためには優れた技量の魔術師が二人必要」
「モリアーティは悪に塗れた人生を全く後悔していない」
という点で詰まってしまったんですよね。
街の人を巻き込んで大量に無駄死にさせたのが未練だった。と考えてたので『全く後悔していない!』と言われて破綻してしまった。
はい、以上です。
ここまで読んでくれてありがとう!
追記
モリアーティがその半生を語るとき昔語りではなく、昔騙りと言っていたこと。
冒頭で『人には誰しも未練がある。“こうであったらいい”“こうすれば良かった”そんなことは誰しも人生、1度は考える。人生に失敗がついてまわる以上、気にしても仕方ないのだが、まあフツー気にするよね!私もするし!』と語っている事から、モリアーティ自身にも未練はあるのは確定してました。
これでモリアーティが自身が行なった犯罪を防ごうとしている。という動機になり得える…のか?
後は技量の優れた二人の魔術師がいる、という点ですか…うーん。
3/15 18:20追記:ぬわー!