↓のを書いてみました
原作完走推奨、大学生ささみさんとかがみで地獄にて再会という感じのささかが
色々とすっ飛ばしてるけどその辺は仕方ないので、12巻待ってください
https://twitter.com/TcE232_519_661/status/938793809093128197?s=17
わたしたちは"天国"から飛び立った。こんな終わりなんて認められなかったから。そしてとてもとても長い旅路の末、とにかくがんばって再び彼女の前に立つことができた。
そこは世界中の地獄を繋ぎ合わせた異界。どこの神話の要素が強く出てるかはわたしには分からないけれど、とても幻想的な黄昏の場所でだった。
わたしたちはすっかり変わってしまったけど、彼女はあの日のままの姿でそこにいた。記憶は薄れてしまったけれど、彼女だと確信できる。その顔は逆光で分からないけれど、わたしたちに気づいて動きを止めたようだ。あ、少し震えだした。
「また会えたね、かがみ。」
そう言った私の顔はどうだろうか。汚れと疲れと涙が混ざって酷いことになってて、しかもそれが夕陽に強く照らされている。でも、それでいいと思えた。
「ささみさん……なんで…………」
言いたいことはいっぱいあった。あなたたちを忘れていくのがとても恐ろしかったこと。今まで以上にがんばってここまで来たこと。お兄ちゃん、邪神三姉妹、そして神々みんなと永遠にお別れなんて認められなかったこと。そしてその中でもかがみ、貴女とまた会いたかったこと。それでも、震える唇から出たのはこんな一言だった。
「全部、かがみだからだよ」