平ジェネFINALの映司くんとアンクを観て思い出したけど、そもそも本編のふたりって「己の自由のために人間を乗っ取った怪人とそいつの完全乗っ取りを命懸けで阻止する人間」が利害の一致だけで手を組んだだけで(以下ふせったー)
友達でも仲間でもなんでもなくて、むしろ仲間になるスタートラインに立つことすら赦されなかった状態で物語が進んでいって、でも物語は進むからその中で妙な絆が生まれてしまって、なんというか、スタートからゴールまでの距離は縮まっていくんだ。どんどん縮まって、位置についてもないのに縮まって、この「位置につく」っていうのはアンクが信吾さんの体から抜けること。アンクが人間を乗っ取ろうとしなくなること。そうしないとスタート出来ないのがふたりの関係で、本編の最後の最後でやっとふたりは仲間になるためのスタートを切ることが出来て、もうゴールは目の前すぎて一歩でゴールしちゃったよねっていう。
平ジェネFINALで何が衝撃だったって、映司くんがアンクを攻撃出来なかったこと。本編の映司くんなら迷わず攻撃するって思ったから。でも出来なかった。アンクを、仲間だと思っていた。しかもオーズパートの脚本はほぼ秀くんと考えていいらしい、すなわちこれは秀くんの解釈。うわぁえげつない。怖い怖い。