かわいいもの、小さな動物に心を鷲掴みにされる度合い、そして毛を剥がされた架空の白い子猫に心を痛めて一生懸命探し回って、咳き込む七瀬さんのために「あなたの夢を叶えたい」て最初に七瀬さんに引き込まれたのは和泉一織くんなんだよな…
一織くんの心のあり方は七瀬陸の引力にかなり反応しやすい形をしているんだなぁと恐ろしく思った 感情より論理を優先させる一織くんは、でも、痛ましい動物のポスターと一緒に募金箱が置いたあったら思わず募金しちゃうでしょ、七瀬陸が咳き込みながら歌ってたら恐ろしい決意すらしてしまうでしょ…魔王になんかなれない子供のくせに…それって今まで一織くんのあり方によるものなんだなぁとしか思ってなかったのに、ここにきて七瀬陸の無自覚の影響力によるものだったなんて…。一織くんそれに気づいてどう思ったかな?完全に掌握していると思ってたドジで天然だけど一生懸命な七瀬さんに最初から自分が食われてたって気付いて…自分の意思で七瀬さんに手を伸ばしたと思っていたのに、そうじゃなくて、今や何万も、何千万人も飲み込もうとしてる七瀬さんのブラックホールに最初に飲み込まれたのが1番近くにいた自分だって…恐ろしくて背筋が震えたんじゃないでしょうか。じゃあやっぱり、「あなたをスーパースターにします」って言葉は七瀬陸の吸引力で無理やり引き出された言葉なのか?一織くんはそれを否定するみたいです。「約束したから」って…。仲良くなった人からなんとなく離れて行くことすら「無責任」と断罪する一織くんの情の厚さが怖いです。悲しいことが起こりませんように…