お昼に書いてたやつ、推敲してない書きなぐりですのでこっちに。
夢の大都会される予定がある人は、プレイしてからでお願いします。
予定がなくても大都会やってないとさらによく分からないと思います
いぬ視点のショート
ぼく、さぶです!
ぼく、さぶです!
ぼくの名前はさぶ、おじいちゃんとおばあちゃんの家族です!
最初は違う人のおうちにいたんだけど、散歩してて太い棒のところに繋がれて休憩してたらお散歩の人いなくなっちゃって。
いろんな人と遊びながらずっとずっと何日も待ってたけど、おじいちゃんの家にに連れて帰ってもらいました。
ヤクバ?の前のデンチュウ?に繋がれてたっておじいちゃんは言ってました。
さぶっていう名前をもらったけど、よくイヌと呼ばれます。
あと、ワンちゃん。
ぼくにはいろんな呼ばれ方があるけど、さぶと呼ばれるのがなんだか好きです。
おじいちゃんたちの子どものマサルが女の人を連れてきて、しばらくしたらいなくなっちゃったけど時々遊びに来てくれます。
マサルの子ども、ナオと遊ぶのもとっても楽しいです。
でもちっちゃいから、ぼくが抱きつくと後ろにこけてしいます。
元気だったおじいちゃんは少しずつ元気がなくなっていって、ぼくに言いました。
「ようよう番をしてくれよ、あれのことは頼んだで」
そう、ぼくはこのおうちのバンケン?です。
この家の番をするのがぼくのお仕事です。
ぼくは胸を張って言いました。
任せてよ、だからおじいちゃんも早く元気になってね!って。
時々思うのだけれど、おじいちゃん達にはぼくの言っていることがはっきりとはわからない時があるみたい。
おじいちゃんは撫でてくれたけど、そのあと家に戻るとちょっとしてからピカピカ赤く光る、白くてうるさい車に乗せられて帰って来ませんでした。
何日かあとにたくさん人が来ました。
おはあちゃんもマサルも、知らない人もたくさんいたけどみんな悲しそうでした。
たくさんの人に撫でてもらった時に、みんなおじいちゃんの話をしていました。
もう、会えなくなっちゃったんだって。
悲しかったけど、おじいちゃんからおばあちゃんのこと、頼まれたので僕はしっかりと番をしていました。
時々いろんな人が遊びに来てくれるけど、ずっとずっと、長いことおばあちゃんとふたりでした。
おじいちゃんと過ごした日よりおじいちゃんのいなかった時の方が長かったけど、僕はおじいちゃんとの約束を忘れません。
たくさんの雨がずっと降って、やっとお日様が見えた日の夜。
全身の毛が逆立つような気配をとこかから感じました。
近くにいるわけじゃない。けど、遠く離れててもこわいってことだけはわかる。
でもどこにいるのかわからない。
何がこわいのかも分からない。
あっちへいけ!誰だ!
僕は大声で威嚇したけど、帰ってきたのは地鳴りでした。ものすごい音と一緒に山がこっちに崩れてきます。
おばあちゃん!おばあちゃん!
一生懸命呼んだけど、すごい速さ全部、僕も一緒に川の方へ向かって流されていきます。
落ちてるって言った方がいいくらい。
家も、おばあちゃんの大切にしてる花畑も、お世話してた畑も、おじいちゃんが作り直してくれた僕の家も、何もかもが一緒くたになって、真っ暗で、痛くて、冷たくて。
何もわからなくなったけど、次に目が覚めた時には元通りでした。
おばあちゃんは毎朝変わらずお参りに出かけてから畑仕事をしています。
知らない人が突然来たりして最初はびっくりしていたけど、遊んでくれる人がいっぱいいるから僕は嬉しいです!
川に一緒に遊びに行ってくれたり、自転車で走り回っていたり、木を削って僕の形にしてくれたり。
新聞さんも生協さんも来ないし、マサルも来てくれないけど僕もおばあちゃんもみんなのおかげで寂しくないです。
おじいちゃん、見てくれてるかな。
おばあちゃんとの約束、覚えてるかな。
僕も一緒に、早く会いたいな。
あっ、新しい子達だ!!
はじめまして、僕バンケンのさぶだよ、きりっとした顔できてる?!
こんにちは!あっ、遊んでくれるの?
やったー!!