※ネタバレなのか分からないけどずっと考えてたこと。
金さんと銀さんの兄弟設定、双子説について
長いです。かなり。
江戸時代、双子の赤ちゃんはあまり良くない存在とされていて、双子が産まれると片方を殺してしまったり、こっそり寺に入れたり養子に出したりしていたらしい。
2016年の滝沢歌舞伎から「大蔵金之助」っていうキャラはいるのに、「大蔵銀之助」が2019年まで出てこなかったのは、もしかしたら別々に育てられていたのかも。それか、一緒に暮らしていたけど銀さんの存在はひた隠しにされてて、金さんは銀さんが自分の双子の弟であることを知らなかった、とか。映画で観た2人の部屋が襖閉め切ってて光があんまり入ってなさそうだったから、屋敷の中の奥まった所に2人きりで、隣同士の部屋で過ごしてるのかな、とか。銀さんの着物が金さんより少し地味で、羽織がないのも長男と次男の差別化のせい?
金さんは銀さんのことを自分のお世話をしてくれる仲良しのお友達か子分みたいなものと思ってて、事実を知ったのはある程度大きくなってから。金さんはきっと勉強ができないというか記憶力があんまり良くなくて(小判数えるのもままならない)、だから「頭が良くて、私の自慢の"弟の"銀さん」って口に出すことで、この子は友達でも子分でもなくて自分の弟なんだよ、って何度も自分に言い聞かせて忘れないようにしてるんじゃないかな……って。
銀さんは銀さんで勉強だけは人一倍できたから、きっと金さんの傍について金さんの代わりに家のいろんな仕事を影武者としてやってあげてたのかもしれない。ただ、銀さんはコミュ障というか、人と話すことはあんまり得意そうじゃない(言葉を詰まらせる所とか)から、そこら辺はおしゃべり得意で、素直で、バカだけどなんか憎めない、愛されキャラの金さんにお任せしてたのかも。後ろから口出し(という名の手助け)はするけど。
で、銀さんはきっと小さい頃から金さんが自分の兄だってことを聞かされてて、「いざとなったら次男であるお前が死ぬんだぞ」とか言われてそうだな……って思った。辻斬りに襲われた時、金さんに「銀さんが先に斬られてね。その隙に金さん、逃げる!」って言われて、「兄弟だから同じDNAを持ってるはずなのに!何かが狂ってる!」って言ったのは、自分とコイツ(兄)は双子だから同じDNAを持ってるはずなのに、どうして自分だけが犠牲にならなきゃいけないんだ!っていう銀さんなりの疑問というか、不満が爆発したのかもしれないなぁ、なんて。でも、黒影組に立ち向かう時はちゃんと金さんの盾になる辺り、僕がお兄ちゃんのこと守らなきゃって思ってるんだろうな……って無駄に愛おしくなりました。
まだ掘ったら出てくるかもしれないけど、1000文字突破しててやばいので(レポートかよ)、この辺で一旦終わります。ここまで読んでくれた優しいお方、ありがとうございます(´˘`*)