エリディブスのインスタンス戦が作中でのあつかいとして「ヤミセンの心を本気で折る演出」ではないというの、やっぱオルシュファン卿があそこに「いる」のに「戦わない」ところだよなあと思う
これまでの道程でヤミセンが「大切な人を奪ったことを自覚する」相手って間違いなくオルシュファン卿だというのはおそらく満場一致で納得だと思うんですが、オルシュファン卿とは戦わない。戦わないだけじゃなく、「あそこにいるのに」戦わない。だから存在を忘れているわけでも、敢えて触れないわけでもなく、明確に「オルシュファンと戦わせるような筋書きではない」という表現だと思うんですよね。その真意についてはWoL討滅戦まで待つ必要がありますが、ヤ・シュトラさんのあしらい方も含めて、あそこはやっぱ「エリディブスの策謀の失敗」あるいは「エリディブスに余裕がない」というのを強く印象付けるためにある演出なのだろうなあとおもう。だから仲間との戦いはそこまで心に響かないし、たぶんそれで合っている。だってあれは空虚な蛮神が見せたまぼろしなんだから。
あの戦闘で「今度こそこの手でクリスタルブレイブの裏切り者を斃せるぞ」という点をかなり自覚的にえがいているだけに、ここもまた自覚的なのだろうなあと。
でもアジム編でシリナちゃんが来てたらゲロ吐いて入院してたと思う。あの二人はほら……そもそも本編で毎回殴り合ってるから……。