ROGUE1話感想。やっぱり去年の裏技スナイプと照らし合わせた「幻徳さん=大我先生(友人の死を間近で見たことで道を踏み違えた)」「布袋さん=牧さん」説は正しかったか……そして引き金に導いた枠として「石動=黎斗さん」も対応してる。
・となると大我先生枠、牧さん枠、黎斗さん枠のどこにも含まれていない葛城さんは誰に対応するのか……
・ファウスト博士と言われてパッとメフィストフェレスが出てきたり、「蒸血」「ナイトローグ」が多分アドリブ的に生まれた単語だったり、幻徳さんって文学の方面に博識なんだろうか。そして自分で考えたんなら「ローグ=悪党、ごろつき」を名乗ったのは、自分の欲望が醜いのを自覚してたのかな。
・葛城さんが人体実験を申し出て却下される(7話)→(幻徳さんが軍備増強を受け入れてもらえなくて葛城さんを思い出す→)葛城さん解雇(7話)→幻徳さんが別の研究所にスカウト→布袋さん殺害→幻徳さんがファウスト結成を宣言。解雇が3年前ってことは、当然ながらその前から働いてたわけで。
・思惑あっての解雇とはいえ、一研究員のプライベートでの行動範囲を把握して待ち伏せてるとはどういう。葛城さんのほっぺたをぽんぽんしたのは、回想での布袋さんとのやり取りで仲良くしたい相手には物理的に触れる方針なのかなってちょっと思ったけど。
・難波重工の施設を葛城さんに紹介したのが幻徳さん。えっ幻徳さんのほうが難波の内側で裏の研究やってることを知っててそれを利用したの? 葛城さん解雇→スカウトしてその足で施設に連れてきた、の間の期間がどのくらいなのか判らないけど、連れてきていきなりお前の助手だって2人も研究員をつける(本人達も了承済み)ってことは、少なくともあの実験室にいた面々は葛城さんのために用意した人員なんだよな……
・幻徳さんが最初に葛城さんに明かした目的はあくまで防衛システムであり平和のため。パンドラボックス研究の責任者だった葛城さんは考えてたかもしれないけど、幻徳さんは石動にパンドラの話を出されるまで防衛システムとパンドラを絡ませて考える気はまったくなかった。
・布袋さんとの意見の相違、パパ首相に選ばれたのは自分じゃなく布袋さん、ってところで確かに嫉妬はするはずだし、いなくなればいいのに、ってぼんやりとでも思ってしまうのは仕方ない。でも石動はそういう黒い欲望の種をきちんと見つけ出して最悪な形で開花させてしまう能力に長けてるのか……殺したいなんて思ってなかったはずなのに、望んでたはずだって言われたら否定出来ないくらい、浅い欲望だけなら抱いてた。
・石動はパンドラの力を軍事利用することを望んでる感。その根っこの望みがまだ見えないけど、そのためには平和志向の布袋さんじゃなく、防衛のためにでも軍備を持つべき派の幻徳さんを侵略のレールに乗せることが必要で、葛城さんはまだ必要じゃなかった(間接的に手を貸す程度に留めてた)。そのためなら人を平気で殺せる。スタークさんの姿が多分完成してない時点の石動の思想が、それ。やっぱりマスターって呼ばなくなってよかった感……
・ファウスト結成を宣言したとき、戸惑ってた葛城さんより、吸い寄せられるように拳を振り上げた他の研究員達のほうが気になった。ここで幻徳さんが結局誰からも見向きされなかったら、ファウストという組織は生まれなかった。多分ここでもう他の研究員達は洗脳を受けてたのかな……もしかすると難波チルドレンだったのかも。
・葛城さんがファウスト宣言で戸惑ってたやつ、志が同じだったはずの人がこの宣言を境に明らかに別のほうを向いたことに戸惑ったんだろうなって。ファウストという組織自体が幻徳さんに毒だって思ってたんじゃないか。私は「残念だけど、貴方は信用できない」が幻徳さんじゃなく難波チルドレンに向けられたものだと思ってるので、少なくとも敵対とか見限ったとかそういう感情は無かったんだと思いたい。27話での回想がどこに含まれるのかって問題もあるけど。
・ながやん……布袋さん役の永山さんはファンクラブに入ってたほどファンだった時期があるんですよ私……眼鏡して真面目なながやん、過去回想の明るいながやん、そして歌! 幻徳さんの歌があるのは噂には聞いてたけどながやんも歌うだなんて聞いてない! CD持ってた! 何もかも懐かしい……!
・ROGUEってあくまで幻徳さんが主人公だから、幻徳さんの物語に絡む前の葛城さん、つまりそもそもなんで葛城さんが人体実験を行なっていたのか、は多分ここでは描かれないんだろうな。本編に期待。
・7年前10年前12年前、ってもしかして幻徳さんと布袋さんが明るく夢を語らってたのが12年前……?