凜殺アンソロジー饗宴、「そうと呼ぶにはあまりにも」の解説…? 振り返り…? のようなものです! 私が人の解説を見るのが好きなのでまずは自分でやりました。 #凜殺アンソロ饗宴
『そうと呼ぶにはあまりにも』、テーマは多分「欠けているところを補い合う凜殺」です。2人いないとまともな人間になれない、というイメージ。
このセリフはこういう意図……!というのは、今回の話には多分あまりなくて、起点と結論を決めたら後は勝手に二人がそこに至るまで論理的にしゃべっただけ……という感じです。色々読み取ろうとしてくださった皆さんすみません。そこに私は多分いません。謝罪の気持ちを込めてなるべく細かく振り返ります💪
31P
◆1コマ目
「絶対に窓を描く」と思って描いていた気がします。掠は光だからかな…?
32P
◆1コマ目
自分の顔の良さと殺無生の掠に対する愛情を分かっているからこそ、心を奪う(もしくは惹きつける)ために作った笑顔…というイメージで描いた気がします。
◆2、3コマ目
上記の笑顔が「作った笑顔」であることは凜雪鴉も隠していないし、殺無生もそれに気が付いているので、その手には乗らない…というイメージで目線を逸らさせた気がします。
◆4コマ目
「『君のことが』知りたいのさ」というセリフは多分刹那プラス( https://nico.ms/sm19945450 )という曲の影響ですね。
「…最初のひとことで伝わった」という台詞は、表情と合わせると一見冷たく見えるけれど、実際は愛情とか熱っぽさがないと出てこない台詞…という気持ちで書いた気がします。「敢えて言葉にするな」は多分殺無生ちゃんの美学的な。語らないことが美しい…。みたいな。私の私情も入ってるかもですね…恐ろしい…。
33P
◆1コマ目
恐らく32P目の1コマ目と対になるように描いたのでは…? 違うかもしれないです。多分何も考えていない。さっきまでは「作った笑顔であることを悟らせる」ように笑っていましたが、これはその意図がない笑顔というイメージだった気がします。
◆3コマ目
悲しいような、諦めているような…どうでもいいような…。殺無生ちゃんというよりは凜雪鴉の期待を煽るような表情になればいいと思っていた気がします。この獲物は上モノだぞ、というふうに。
◆5コマ目
至って真面目に、剣について話す時のように淡々と話しているイメージです。恋を知っている人ならば、こんな表情で恋の話はしない。
34P
◆1コマ目
表情を見せなくてもいい、という殺無生ちゃんの意思ですね。多分。
◆2コマ目
分かんないです。なんだこの顔。諦め…? 自分は愛が解からない、ということを殺無生に分かりやすく提示している凜雪鴉のつもり…だと思います。そこに本当に愛を理解していない凜雪鴉の本性がチラッと見えるといいかも…?(疑問形)
35P
◆1コマ目
凜雪鴉の軽妙さは失わないように真摯さが伝わればいいなと思っていたようないなかったような。
◆2コマ目
ここ! ここはめっちゃ覚えてます! 「お前が愛を分からなければ、他に誰が分かるのだ」という殺無生のわずかな絶望です。その後に憐れみですね。自分ですら知り得た愛を知らないとはどういうことか…と。
36P
◆1コマ目
さっきの表情はなかったことにして、凜雪鴉を傷つけないようにしているイメージです。
◆2コマ目
笑っているようにも、落ち込んでいるようにも見えるようにした気がします。殺無生ちゃんには、やや落ち込んでいるように見えているはず。
◆3コマ目
サラっとデレる殺無生ちゃんが好き、という気持ちで書いた。これは9割くらいの確率で合ってる。
37P
◆1コマ目
笑っている口は見えるが表情は分からない。さっきまで落ち込んで見せていたのが、企む顔に変わる不気味さ…的な…? 分からない…。
◆2コマ目
多分余裕な顔が描きたかったんだと思う。最初からこのセリフに持ち込むつもりしかなかった掠風竊塵。
◆3コマ目
互いにここまでの舌戦の論理を把握しているからこそ、凜雪鴉が敢えて言葉にしなくても殺無生ちゃんには伝わる。「それ」と言うことで「敢えて言葉にするな」という自分の言葉を忠実に遂行する殺無生ちゃん…というイメージだったはず。多分8割くらいの確率で正しい。
38P
◆1コマ目
髪は身体の延長なので、それに触ることは何かしらの始まりの合図。多分。分からん。
他の誰でもない、というのを強調することで殺無生の気持ちを自分に向ける掠風竊塵ですね。月明かりも味方する。酷い月だ。
◆2コマ目
まっすぐ自分のことを見てくれる掠のことが好きなんだよね。分かるよ。よしよし。
39P
◆1コマ目
良い男は深追いしない。いつでも君を手放せる。そういうとこを殺無生に見せたシーンですね。
◆2コマ目
これはあくまで論理的な取引ですよ、という立場に戻る。1コマ目と同じく、殺無生の方から手を伸ばさせる凜雪鴉の策略です。
◆3コマ目
ここはちょっと後悔してるシーンですね。雪鴉さんのモノローグ要らなかったかも。でもこういう脳内で打算的な思考をしている雪鴉さんを見せたかったんだと思います。
◆4コマ目
凜雪鴉にとっては恐らく予想外な殺無生の動きです。言葉を遮られると、掠風竊塵の攻撃力は下がるので。
40P
◆1コマ目
ここも「敢えて言葉にしない」を大事にしてますね。
◆2コマ目
殺無生の「敢えて言葉にしない」姿勢に歩み寄って、関係が進展している様子を掠風竊塵が演出しているようなしていないような…。
41P
◆1コマ目
ここは映像を受信したのでよくわからないですね。ビクっとする殺無生ちゃんかわいい。あの剣鬼が恋ひとつで、愛しい人の指先に触れられるだけで震える…? 可愛い…(欲)
◆2コマ目
これは分かりやすく恋ですね。
◆3コマ目
ここは結構覚えてます。凜雪鴉の虚ろな感じを描きたかったはず! どこまでも論理的に獲物を追い詰めて、それが手に入りそうになっている虚無感…けれどそれを見せてはいけない…あくまで余裕であるという姿勢を崩してはいけない…私は掠風竊塵だ…。
42P
◆1コマ目
なんの捻りもなく、2人いるから「恋愛」が成り立つね、ということです。欠けているからこそ補い合って、ひとつの関係になる。その形が歪かどうかを判断する術は、2人にはない。なぜなら彼らは欠けているから。「正しい」が何か分からないから。
は~~~~いっぱい振り返りましたね。大体過去の私の足跡を頑張って探す作業でしたが…。私のお話はどうでもいいので、神作品を何度でも読み返してくださいね✨
【追記】
これを読んでさらに金銭的余裕がある人はMrs. GREEN APPLEの『Coffee』という曲をご購入してお聴きいただけますとより地獄…?を楽しめるので、ぜひどうぞ。
Amazonのリンク
https://music.amazon.co.jp/albums/B07C2PWSVZ?trackAsin=B07C2N7KFF&ref=dm_sh_509b-af78-dmcp-d9ff-5ad97&musicTerritory=JP&marketplaceId=A1VC38T7YXB528
歌詞
http://j-lyric.net/artist/a05a2d6/l045f7c.html