FGO 2部6章、ひとつだけメモ的に。
ふたりの妖精騎士の属性、逃れられなかった運命は、オベロンが最後に語った「物語」と「物語を味わう人」の影法師だったんだなと感じました。以下説明。
バーゲストは愛しているがゆえに【それ】を食す、あれほど愛していたはずなのに自分が生きるために【それ】を食べてしまい二度と出会えないと思いながら次の【それ】に出会うとまた愛し食べてしまう。アルビオンは汚泥のなかで蠢いていただけの存在が【それ】によって掬いだされ人の形をなし名前を与えられたけれど【それ】にとっては単なる気まぐれだったり別の理由や目的があったわけで、とはいえたとえそのことを知ってもなお心の盟主であることに変わりなく【それ】を抱えて生き続け飛び続ける…ということなんだろうなと…。。
そうなるとバーヴァンシーのあの、「愛されたいがゆえに愛そうとするのだけど愛し方がわからず壊してしまう(それしか知らないから)」という振る舞いも、なんだか「物語」に寄り添っているような気もしてくるなあ…。ここらへんは最初から読み返すとまた別の景色も見えてきそうです。
しかし、、、その総括を、、、よりによって英語圏最大の作家が生み出した原案とシナリオライターが愛してやまない作家がイラスト化した人物(?)に語らせるとは…。。。「愛している」と言いながら次々に食し、自分が生きるために生み出した作品をたまたま出会った誰かから「あなたのおかげで人間になれました」とか言われたら、そりゃあ、、、キャラクター側(生み出された側)は「ひたすら気持ち悪い」という感想になる、、、のかもなあ、、。。と思わせるシナリオでした。。
なおオベロン、わたくしは戴冠式前よりもずっと欲しくなりました。。どんなに気持ち悪がられても大事にしてやる!!