コウノさん( @kouno1218 )のピサ勇御本、「ファイアの涙」届きました!以下、ネタバレ感想!
まずは、噂の表紙からしてとても美しい。この構成を頭の中だけで考えて印刷という形で具現化できるのすごいです!竜勇おしのびデートの御本の時もそう思いましたが、計算がすごい!
コウノさんのソロくんとピ様をまじまじと拝見するのはこれが初めての機会だと思いますが、のっけから、2人ともお顔もスタイルもすばらしい!見惚れてしまいます。大好き!
全編を通して思ったのですが、夜の場面ということもあり、グレスケの使い方が素晴らしくうつくしいです。その技巧といいますか、ロザリーが月夜に浮かび上がっている姿、ソロくんの胸の涙にちょうど窓枠からの光が差していたり、吹き出しの後ろのイラストが透けているのも美しいですね。会話で話が進むからどうしようと悩まれていた記憶があるのですが、こういう美しい仕掛けがあるので、目にも楽しい画面でした。
ソロくんの意志とは関係なくはらはらと落ちる涙が美しくて(しかもソロくんの表情が本当に泣きたいわけじゃないのに涙が勝手に溢れるという表情なので余計に胸につまされます)
コウノさんのちびキャラめちゃくちゃかわいいでえすが、正反対の美人画は本当に儚げで妖艶で美しいです。どちらも欠けてすごい!さらには筋肉も描けるからもっとすごい!!
あのポーカーフェイスのピ様が、全てを許諾する器のソロくんと相反して、徐々に感情がかき乱されて、その整ったお顔さえも崩れてゆくのがすごく衝撃的でした。
そんなピ様につられてか、ソロくんも「ただ涙が流れ出ていた顔」から「自分の不甲斐なさが嫌だ」という感情が顔表れてくるのが胸が痛くなりました。でも、ここで感情を表現してくれてホッとしたのも事実です。いつまでも菩薩のような青年だったらなんだか逆に不憫に思えて、切ないままでした。
ここでソロくんもピ様も感情を言葉にして、それを受け入れることによって、お互いの共通点を発見して少し手前に進むことができるのかなあと思いました。そして、それで読者も救われる。
やはり、ソロくんとシンシア/ピサロとロザリー は永遠のシンメトリーですよね。
それをコウノさんの美しい絵と精神世界で体験できてとても贅沢なご本でした!
表紙の素材もお話の内容にぴったりあっていて、文字通り最初から最後まで堪能させていただきました!
ドラクエ4の御本を世に生み出してくださってありがとうございました!!
また たま〜には、コウノさんの描かれるソロくんの胸筋を拝みたい次第です。(あ!合コン漫画で拝見できるのでは!?)
これからも創作活動を応援しています!!