ビリーのことをかんがえたオタク語り
めちゃくちゃ長い。
ビリーのこと日頃からもにゃもにゃ考える。
とりあえず前提として最早彼に付随した設定や会話の端々から、過酷環境出身なんだろうなというのはほぼ確定してると思っているし、巷でもそうだよね…て言われている印象。
まずプロフィールからの
好きなもの:キャンディ、ガム
苦手なもの:空腹
これにさらについてくるのが、ビリーの昼のボイス
ランチは軽くで良い、ずっとキャンディを食べてたし…みたいなやつ。
いやいやキャンディでは実質お腹は膨れません。
空腹が嫌い≠食べることがすき
キャンディやガムて常に口の中にものが入っているから誤魔化しが効くものの代表。空腹を嫌う理由って単純に過去苦しんだからってのは想像に容易い。
尚、つまみ食いをします。ジェイがリビングに甘味を置いておくとだいたいビリーに食べられちゃいます。手癖よくない。お腹空いたらすぐに食べなきゃダメってことでもあるかも。
会話の中にチラホラと潜む「育ちの違い」
フェイスとの会話、グレイの映り込むフレームとかでさらりと描写される育ちのおはなし。
ビリーは「貰えるもんは貰っとけ」「使えるもんは使っとけ」のスピリットと本人が豪語してる。
フェイスは自分はなんでもはもらえないと返し、それについてのビリーは育ちの違いと答える。実際困窮していたりしたら手段は選んでられない、なんでもいいから生き延びる為にそのポリシーとなったと考えるのが素直な感じ。
先月のラジオドラマ内でフェイスは「自然体が一番」と言うものの、フェイスが言う「無理をせず自分の似合ったことだけしてればいい」という意図と違って「振る舞いが自然体となるように無茶苦茶特訓する!」というビリーのトンデモ理論展開していくのも、その延長線にある発言だなぁと感じる。
知識欲、スキル欲がめちゃくちゃに深い。
その中でもダイナーのイベストなんかでも触れられてきたけど、ビリーは歴戦のアルバイター。
バーテン、ベビーシッター、ピザの配達員、映画館のスタッフ、ホテルの清掃員……等
情報屋の前は便利屋として動いてたから、それだけじゃない仕事も沢山引き受けてきた様子。
…でもそれってアカデミーに通いつつやるような量ではないような……?🤔
夏のボイスで子供がレモネードを売っているのを見て「偉い」とかでなく、「子供の頃から自分で稼ぐのは大事」というビリーの発言、普段の子供に優しいビリーの印象からすると結構意外。おそらくビリーは当たり前みたく幼い頃からいろんな仕事をしてきたんでしょう…
そしたダイナーでキースやフェイスに聞かれて誤魔化す、稼いだお金はなんに使うのか?という疑問。
本人は貯蓄のため〜とごまかしてたけど、ならダイナー冒頭でピンチなんだ〜!とはならないはず。衣食住ほぼ揃ってるエリオスタワーだし、だいたいのことは貯金からやりくりできる範囲内のはず。
それを本当にピンチだから、というからにはどこかにお金を持っていかれてるというわけで……ビリーの謎っていうのは多分ここから解かれていくんだろうなて印象になるくらい、あえて読者にアピールしてるイメージ。
手癖が悪いところをジェイに見せるストーリーもなかなか印象的。
父親に習ったというマジックの技術というけれど、それはほんとのほんと?他にも魅せ方いくらでもあるのに慣れた手つきでジェイの財布ぬいちゃうの…?
お父さんにもらった物について尋ねられたときに、キャンディをもらった覚えがないていうのもなかなか強烈では…?お父さんしか家族欄にいないのに?
ビリーの場合そもそも本当のお父さんかどうかも怪しいなぁ…て感じてます。売られた子だったり拾われた子だったらどうしよう。
そしてジェイとの会話でさらりと出てくるけど、ビリーからした大人の印象て勝手で謝らない…みたいなマイナスイメージで。ジェイからも言われてるけど「一体どんな大人を見てきたんだ…?」てなっちゃう。
出てるカードから想像するに、困窮している中ろくな大人に出会わずにいろんな仕事、例えばスリとかさせられて暮らしてたんかな…と。お父さんについては謎。なにかを貰った覚えがないというワードは怪しいけれど、良い人か悪い人だったかはわからないし、実の父か、そうでないかもわからない。
エリオスの設定
エリオス入りするのって、キースが二章で話してるとおり、「出自が関係ない」ていうのがあって。
アカデミーに通えばトライアウトに参加できて、そこで合格したらヒーローに、相当な稼ぎのあるヒーローになれるんですよね。
なぜそんなに稼ぐのかの謎は置いておいて、ビリーもそのクチで困窮生活から自力でいろんなことしながら這い上がってヒーローになった…てのが一番あり得そう。そう考えると「金稼ぎのため」というのはそれほど大事なことで、言葉ヅラだけだとマイナス印象だけど、ビリーにとっては人生かけてきたすごく大事なことなのかもしれないなと感じる。
ビリーの性格って明るくて楽しくてポジティブ!
だけど、それって多分この推測の生い立ちからすると、もともと満たされてきたからこその大らかさじゃなくて、そうすることで自分を鼓舞してきた結果なんじゃないかなと感じられて。
だからポジティブなんだけど、理不尽に「とにかく楽観的に考えるべき」「あるがままの自分を受け入れるべき」「明るく楽しく過ごしてればポジティブになる!」みたいな脳筋ポジティブでもない。
グレイを励ます時の言葉とか聞いてると、的確にグレイ自身が納得できるような理屈の通るアプローチを仕掛けてるんですよね。いじめられっこは主役だよ、ていうのとか、具体的にグレイが自分と違い出来る事を凄いことなんだよと示してあげたり。
苦手な事があってもきっとどこかで輝けるよ、ってフェイスがビリーの言葉を借りてジュニアに言ったこともあった。
ビリーの言葉て全部ビリーが今まで生きてくなかで身にしてきた言葉なのかなぁて思うのでなんか特に染みる。
EDで「元気なフリがいつか本当の顔になってたんだ」と歌う男な子。
私はそれを信じてるので、ビリーに裏があるというよりは、それが本当の顔になったんだなぁていう捉え方をしたい気持ち。
先述の朗読もだけど、できないことで諦められる環境でもなかったから、できるようになるまでトコトン!な気質はあるんだろうなと思う。出来るできないを考える前にやらなきゃ本気で生きられなかったであろう精神の末の行動が日常に直結してる気がする。
なのでなんに対しても躊躇いが全くない。グレイは何をするでもまずそこで自信のなさからの躊躇いが出てくるけど、ビリーは躊躇ってらんない事情だったから怖いものしらずに育ったてのは大きそう。
なおおぼっちゃん育ちのフェイスは頑張らずともすべて揃っちゃう、欲しいものがないなんて言えてしまうひとなので、よく考えるとビリーからしてみたら真逆の環境のフェイス、そして真逆の精神のグレイと、なかなか面白いつながりのなかで生きてる…。
情報屋について
わりと今のところライトな動きが多めだけど、結構重要な局面で効いてるので、今後どうなるかが恐ろしくもあり楽しみ。
ビリーてこの情報屋の仕事については「対価を貰えたら見合った確かな情報を提供する」と謳ってるから、嘘は言わないんですよね。
三章のビリーのグレイ関連の動きはその点で謎が多すぎるけど……。
個人的の予想と願望は、裏切りとかそういうアレでもなく、情報屋の仕事はエリオスともイクリプス側とも切り離されてビリー単独のものとして生きていて欲しいという願い。ただ中に立って仲介料をせしめる存在みたいな印象で。
なんだかビリーだけ他のキャラクターと違って隠れて持っている謎の目的がわからない(金稼ぎの理由)ので、他の子と同様には扱いづらい。
例えばビリーは誰かをどうこうしようとか、貶めてやろうとかそういう意図はビリー自身に理由は無いのかな〜て思う感じ。お金の発生する依頼を受ける過程で関わるという以上のなにかがあるわけでもないみたいな。
でも普通にひとと接する、お喋りなんかも積極的にする子だから、そうして楽しんでるのは嘘じゃないんだと勝手に信じてる。
というか、自分の不遇を他人で発散するタイプだとは思いたくないのでそうであって欲しいな…みたいな。
一応先述したけれど、不遇を嘆く前に自分がなんでも出来るようになればいいじゃん!という本当の意味でのスーパーポジティブタイプだと思ってるのもあるけれど…。
ビリーはひとりで生きてきたようなところが凄く滲み出てるので、他人に結果を委ねないみたいな、自分ですべて完結出来るところに意識を在中させてるみたいな感覚で……。
でも全然冷血とか興味ないとかではなく、そこにあるひとや事柄やしあわせや、そういうものが存在することをそのままあるねぇって知ってて受け入れてるみたいな。でも自分に適用するつもりがあまりなさそうなのは、賢すぎて達観してる故なのかなぁみたいな。
とりあえずその謎の金稼ぎが終わらないとビリーがひとりの普通のにんげんとして振る舞える余地はないのかなぁみたいな印象。
でもそれでも普通に楽しそうに生きてるので、それがビリーの良いところであり培ってきたものなんだろな〜〜て思ったり。逞しい。
そんなことを連日ぼぁ〜〜〜〜てかんがえていたり。
私個人としては出来れば大人っぽい子のままこれからの展開を迎えて欲しいなっていう願望があるかも。
これからで多分ストーリーの流れ的に一番印象ひっくりかえす子になり得るから、その方向性が好きなものだったらいいけどな〜〜て思いながら待ち続けてます。