ハロウィン後編のネタバレを含むのですが、こちらもかなり恣意的なご感想になるのですが、レンくんが憎悪についてお話しされているとき、3章で憎悪が大爆発された方を連想してしまいまして。
奇しくもどちらの方もヴィクターさんがご興味を持っている、というのが面白いなと思いました。
ヴィクターさんが興味を持たれているのは、グレイさんはサブスタンスの適合率の後天的な上昇を示した点、レンくんは…想像になりますが、トライアウトトップ合格ということで元々サブスタンスへの親和性がたぶん高い点かと思いまして、どちらも表に出す出さないはともかく、強い憎悪を向けるお相手がいらっしゃるのかと。
グレイさんはヤクを接種されることで憎悪が顕在化したように思いますし、レンくんもこちらはヴィクターさんの実験の結果ながら周囲が目に入らないぐらいの憎悪を剥き出しにされていたような。なんか鶏が先か卵が先かみたいな論議になってきていますが、サブスタンス能力の上昇には憎悪…と限定するとなんなので言い換えまして、強い感情がトリガーとして必要不可欠なのかもしれないと思ったりします。
そういえば、オーバーフロウの使い手は現状開示されている限りではアキラくんとブラッドさまだけですが、アキラくんが強い意思の持ち主なのは明白ですし、ブラッドさまも決して信念を曲げない方のように思えます。ただ、個人の意見ながらお二人とも別にいわゆる負の感情がお強い類いには見えないので、そこがオーバーフロウという形で意識してサブスタンス能力を向上させられるお二人と、人為的にサブスタンス能力を引き上げた前者お二人の例との違いなのかもしれませんね。
(*╹▽╹)サブスタンス自身も意思を持つそうなので、宿主の強い強いご感情に呼応してより大きな力を引き出してくれるみたいな、本来は正の感情がトリガーになるところを、お薬で負の感情でも代用可能にしたみたいな。まあ前者のお二人も理由は様々ながら強くなりたいという想いは確実にあるので、いまいち説得力に欠けるお話です、そんなんばっか。
でも少年漫画を感じます、ロマンです。ただ個人的にはどうしてもレネ○イドを連想します、侵食率!