ユアストーリー観てきたよ。
僕は面白かったです。
でもみんなが怒るのも分かる気はします。
続きはネタバレあるのでふせてます→
僕はあらかじめネタバレも全て見てたし色んな方のここが嫌だという記事も結構読んで覚悟した上でどんだけひどいんだろうと答え合わせの様に観に行った不誠実な観客であることも関係してるかもしれません。
凄く商業的、普遍的に受けるようにライトにしてあってコアなファンほどライト化に拒否反応をしめしちゃうのかなあと思いました。
僕はドラクエⅤは世代的にはジャストなんだけどスーファミを買うのが遅くてリアルタイムでは遊んでおらず大人になってからちょっと冷めた視点で遊んでいたのでそこまで入り込んでいなかったので熱心なファンとは言えずそういうのも楽しめた理由のひとつかなと思います。
同監督の寄生獣は原作が本当心のバイブルと言ってもいいくらいの大切な漫画なので映画に関しては分かりやすくしてしまった改変部分にものすごく怒りを感じました。
そういった経験があったのでドラえもんや西岸先生の作品もかなり僕の心の大切な場所にある作品なので怖くて観れていません。
山崎監督は分かりやすさとか大衆向けにすることに尽力する方でそう言う部分がコアなこだわりを持つファンとの間にそりが合わない部分があるのかなーと思ったり。
みんなが一番問題にしているラストのミルドラースの正体について僕は距離をとっていたこともあって普遍的な話として受け止めたけど本当にあの世界やあそこに生きるキャラクター達を愛して本当の人生を送った人達から見たら怒るのもむちゃくちゃ分かる。無神経と言われてもしょうがないと思う。
でも僕みたいに距離があったり俯瞰しながらゲームをする人があのお話を観た場合普遍的な話として届く場合もあるんじゃないかな。どうかな、僕がにぶいだけかな。
(あと個人的な性癖で自分の生きてる世界が全部夢だけどそれをわかって飲みこんで夢の中に戻る哀しい話とか好きなの。ベイグラントストーリーのラストのあたりとか哀しくて凄い好きなんだ。今回のやつはもうちょっとシンプルにポジティブな話として描いてるけど。)
ひっかかる所もいくつかあったしむちゃくちゃ感動したとか泣いたとかではないけどちゃんと動くべきところで僕の心は動きました。
あとキャラクターの造型が単純に好み。みんな可愛らしかった。
何も情報を入れない状態でこれを観たらどう思ったかはもう分からない、不可逆!
とにかく僕は楽しみました。
明日はアルキメデス観にいくよ。