【FGO】
あぁあああああああ!!!!!!
ようやく合点がいった。
二部三章は「まったく『完全無欠』のシビュラシステム(PSYCHO-PASS)を導入し続けた場合の世界なんだよ。
始皇帝という完璧なシビュラシステム。
※PSYCHO-PASSは虚淵さんが参加しているオリジナルアニメシリーズ※
異文帯の始皇帝は唯一にして完璧な超超巨大演算システムであり、その思考は『完全なる秩序・善』であるため、PSYCHO-PASSの免罪体質者の集合体であるシビュラシステムとは対になってる。
しかもPSYCHO-PASSのシビュラシステムは『最大公約数の最大幸福』しかできてない。
劇中で進化を続けているけど、まだ作品として完結してないから、この過程が『退化している可能性』も残ってる(そもそもPSYCHO-PASSの世界は進んでいるようで、真綿で首を締める続けられる系デストピア)。
それを究極まで、『人知を超えた力を持って』完成させたのが、システムとしての『始皇帝』。
『始皇帝』システムの民は病もなく、争いもなく、外敵もおらず、老いもない。
誰も傷つかず、誰も傷つけない、優しい穏やかな『正しく平和な世界』。
でも気持ち悪さが残る。
人々は皆『足るを知る』ので皆が『満ち足りた世界』。
にもかかわらず「これは違う」と感じたのは、結局はシビュラシステムの完成形を見せられたからだったんだと、ここに来てようやく納得しました(遅い)。
そりゃ正しさを感じても拒絶したくなる。
だって確かに平和な、それでいて究極のデストピアだもの。
『人間は考える葦である』(パスカル)にある通り、自己で物事を考えるからこそ人間なのであり、考える事をやめた人間は血と肉の詰まった人形……
そこまで言ったら言い過ぎかもだけど、虚淵さんなら裏テーマで入れかねない。
まぁ、あくまでPSYCHO-PASSも観てると「もしや……?」という、個人的な合点です。
あー、でもスッキリした!