文劇6配信見ながら書き散らし(18夜)
蟹工船に潜った先、ブルズの皆さん演じる労働者たちのエプロン裏地の色が全体的に暗い場面の差し色になってていいなぁと思っていたのですが、もしかしなくてもあれは蟹🦀イメージなのだろうか…
2回目くらいに謎にハッッ…🦀てなってから地味に毎回気になってて、エプロンが翻る度に「アスタキサンチン…🦀」てなっています。笑
・ご飯タイム
白秋さんのカレー皿をちょっとずつこっそり引き寄せて食べるオダサクちゃんかわいい。檀くんが上手から白秋さんに話し掛けると(白秋さんがオダサク側を向いてしまうので)やめぇや!てやってるのもかわいい。
・不良少年とキリストへの潜書
ツレの作品が脅かされとるのに、ていう言い回しが好き。相方、仲間、よりも距離が近くて懐に入れてる感じのニュアンスが。
ここでオダサクちゃんの背中を押す太宰くん(イメージ)は彼の中の太宰くん、なのだろうなと思っています。たくさん登場するからたまに混乱する。
・場面転換がシームレス~~好き~~
音響と照明の切り替えのみで、キャストの立ち位置は変わらないまま現世から潜書するとこです。ただ場面を動かすためだけの暗転、じゃないとこが好き。
舞台を真っ暗にするシーンは何度かあるけど、それはいずれも「その場に光が無い」ことを表現するための暗転なので、気持ちが途切れない。
・椅子に飛び乗るブルズ2人
夕景(たぶん?)の中、しゅるんと現れ猫のようなしなやかさで椅子に飛び乗るブルズお二人の動きが好きです。
マリアとキリストモチーフなのだな、あれは。
不良少年とキリストはざっくり読んでみたけど、ちょっとまだきちんと理解できた気がしません。安吾さんの文章はリズムというか流れが独特だなぁと思いました。大阪行く前にもう1回読んでみようかな…。
・檀一雄という男は
白秋さんの質問ひとつひとつがオダサクちゃんの心に少しずつ澱を積もらせてゆく…このへんからもう色々と不穏すぎて半泣きでした初日
・ドリンク
元気マシマシドリンクてなんだよおおお
中身が少なかったのはなんか伏線なのか???
ゲームでもこういうアイテムありましたっけ…??(パッと見は無さそうだけどよく分からん)
・VS浸蝕者(太宰のすがた)
太宰くんが大切すぎて会いたすぎて刃が鈍るオダサクちゃん、痛ましくて見てらんないのよ…エーーーーン安吾を、安吾くんをここにーーーー
そんなオダサクちゃんの元へ最高にヒロイックな登場をする檀くん…惚れてまうやろ(手遅れ)
・闇討ち、からの図書館にて
意識混濁してるオダサクちゃん…つらい
光る棒が形作ってるの、大剣だよねえ…。うう着実に張られてゆく罠…
余裕を失っていく檀くんも辛い。それを冷ややかな目で見ている白秋先生…
オダサクの悪夢、彼の精神状態がどんどん悪化していくのが可視化されて辛いよお
・無頼派分断の萌芽
檀、肩貸してくれ。わかった。で傷付いた表情になるオダサクちゃんをー!抜いてくださいカメラさんー!!!
じゃあな、オダサク…という声に、捨てられた子犬みたいな顔になるオダサク……すがり付きたいだろうに強がっちゃって、もう泣きそうになっちゃってるじゃん…ウッウッ太宰くん帰ってきてよお……
・白秋先生とオダサク(居残り組)、そして安吾
元気マシマシドリンクー!!お前マジでなんなんだよおおおおお
この瓶お水か何か入ってますよね。18日だったか、陳内さんが(飲み込み損なったのか)1回ちょっと吹いてたことがあったので気付いた。出ずっぱりだから水分補給もままならないですよね…。
ボロボロの身体を引きずってオダサクのもとへ駆け付けようとする安吾さん…安吾の、檀への信頼がオダサクの心の隙間をより拡げる一因となってしまったのは皮肉としか言いようがないのだけど、でも檀くんと安吾くんがちゃんと意志疎通してくれていて良かった~~
正体を顕にした白秋先生の、この悪辣な笑顔が本当に怖くて大好きです。えーてんくんさん凄いよォ…
そういえばこのとき白秋先生が持ってる銃はいつもの赤いやつではないのだけど、なぜだかまだ分かっていません。背中にしまっておけるサイズだから…?(いつものやつは一回り太いので多分背中から取り出すのは無理)
椅子で応戦する安吾くん最高に潔くて全俺が惚れた。
とにかくオダサクを銃口の前から突き飛ばすことに全力な安吾くん…
椅子の脚取れたやつ、初日は事故かと思ったのだけど仕込みでしたね。オダサクに渡す方の脚がさらに2つに分かれるやつは、2回目で初めて気付きました。
仲良く地獄行きか…からの、劇3の主題歌インがもう本当に本当に格好良くて毎回全身痺れる。
そこからの流れ、完全にバッドエンドのエピローグすぎて初日はマジで絶望して泣いてた……なんて脚本だ
・檀くんの闘い
根なし草なんだよ!!に涙ぶわ…ッ…してしまう。そ、そんな風に思って……
最後の最後で日本刀、あの劇3の館長の武器、を取り出す白秋さん
ここ、太宰の着物が落ちてきて檀が視界を塞がれてしまうのは、この後白秋さんが言う「太宰の存在が足枷」ということの暗喩なんだろうか。まだよく分からない。
・終盤
堕ちた先でもオダサクを呼んでくれる安吾くん…ちょっとオダサク首吊ろうとしてるんですけど!?!?このひと自殺願望あるタイプでしたっけ???もーこわい!こわいよおおおお死なないで……安吾くん呼んでくれてありがとう……
安吾の堕落論、ちょっとまだ全部は読み返せていないのですが、このオダサク→安吾→檀→全員、と次々に文豪たちの声が重なってゆくところ、大好きです。
安吾とオダサクのいる奈落の底(一応現世ぽい?)、檀たちのいる潜書先、ラストシーンはじめ他の場面でも同じ手法が取られていますが、この、交錯しないそれぞれの空間が視覚的に(そして台詞の流れ的にも)繋がっている演出、好きなのですよねえ。
そして差し込まれる、安吾と檀の回想シーン。エーーーーン(号泣
もうダメかと思ったとこで勝ち確ソングと覚醒したオダサクちゃんの登場、最高でした。最高でした。
(しかし初回は展開を追うのに必死で、白秋先生が「姿まで変えて」と言うまで不覚にも衣装チェンジに気付きませんでした…いやその芥川先生に比べるとビフォーアフターの色味が似てるのもあると思う)
ところでぎゃわずの特殊能力は公式なのですか…?(蟹工船でも同じようなことしてたよね)
駄目押しでちゃんと安吾も駆け付けてくれて、無頼派3人の共闘が見られて感無量です。観客の求めているものを惜しみなく見せてくれて感謝ーーー!!!
ここ、3人を相手に八面六臂の大暴れをしている白秋先生のとんでもない殺陣も最高なのです。もーほんと、えーてんくんさんSUGEEEEEの一言に尽きる。おつかれさまです…!!
このまま大団円かと思いきや、まさかのオダサク&安吾の現世離脱。初日はショックのあまり涙さえ出ませんでした……。
でも我々の悲しみを代弁するかの如く草野くんがボロ泣きしてくれるのでちょっと救われた。
草野くんの泣き声を聞いて、ようやく気持ちが追い付いてきて涙が出た感じです。うう辛い
狭間の世界で白秋先生(たぶん本物?)と言葉を交わすオダサク&安吾。
アルケミストが存在している限りね、という言葉は、文学を愛する人々がいる限り、と同義なのだなと思ってまた泣きました。
エピローグの、それぞれ別の空間にいるけれど、各々の台詞が噛み合っているこの流れ!好きです~!!めちゃくちゃ切ないけど!!こっちに残された檀くんのことを考えると胸が張り裂けそうになるけどーーーー!!!!これはハピエンと言えるのですかーーーーエーーーーン(でもめちゃくちゃ好きです…)
別舞台でインフル出たりしてるので、どうか文劇メンバーの皆さまが最後まで全員で走りきれますように。
安吾くんは手首?をどうかお大事に。千秋楽までついていきます!!!
ソワレ始まるのでとりあえず上げる