第二回 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル 菊地成孔セレクション『ミンガス charlie Mingus1968』
第二回 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル 菊地成孔セレクション『ミンガス charlie Mingus1968』
・「IQの高い大男」ミンガスについて大まかな括りだけ先に説明します。
彼は1940~50年代、まだジャズが「生きて」いた時代のジャズのオールドスクーラーです。この映画が撮影された1968年ごろは、恐らくは精神的疾患(双極性障害)が主な原因であまり活動していない時期でしたが、その後、心の父であるデューク・エリントンに背中を押され一線に復帰。1979年、筋萎縮性側索硬化症で亡くなるまで結構幸せな人生を送った。んじゃないかなと、僕は思っています。
・レンタル屋「ユーアンドアイ」で見つけてみたがダビングしなかったきり見たことはない。今回のオファーでどうしても使いたくなり探してもらった。字幕は実行委員会スタッフがつけた。因みに実行委員のおじ様はとてもシブくて素敵な方でした。
・「何を言っているのか訳していてもわからなかった」(スタッフ談(笑))
・そのころのキクチさん、20歳前後?
「まともな暮らしをしておらず、呂律すら回っていなかった」
ああ、このひとは。と思った。
・冒頭の「all the things you are」がとにかくものすごく良い。
・キチガイがずっと静かに語り続ける映画。「元祖タクシードライバー」
・キクチさんの記憶の中ではマシンガンをぶっ放し警官に殴りかかるシーンが顕在化していたがそんなことはなかった
・キチガイは音楽に出ない件(斎藤環)
「音楽がそもそも狂っているのかもしれない」
・ベースを弾きながら歌う⇒グールド好き
・カフスボタンの「R」
・今夜のネタ「相撲のことが心配で(笑)」
小雪舞う寒い日でした。