【FGO第2部6.5章】シャルルマーニュについての思いの丈。当該シナリオ及びEXTELLA LINKのネタバレ有。一言でいうと……ありがとうやっぱりSE.RA.PHの経緯を経た彼だった……ありがとう……岸波白野……
ツイートにあるように、FGO6.5章と、EXTELLA LINKのネタバレがあります。
あと更にいうと、今回の経緯というかシャルルマーニュ関連については肯定側というか、好感を持っている側の人間なので……そういった内容の話が受け入れられない方はこの先の内容について避けて戴いた方が、傷が浅くすむと思います……本当にすみません。
まずEXTELLA LINKでの話になるんですけど。
セイバーとして召喚されたシャルルマーニュはED3で退去時に「次の召喚はない。少なくとも、ムーンセルが記録している英霊の中に、俺は本来存在し得ないからな」「次に召喚されるのは、あのカール大帝――。でも、ほんの少しくらいなら俺が混じっているはずだ。」と言っていて、その後のアルテラからも「カール大帝、シャルルマーニュ……ムーンセルが、同一人物として登録している以上、あの人が召喚される可能性はもう、ないのです」と明言されているんですよね。
だからこそ、『シャルルマーニュがFGOで召喚出来るのはおかしい』『EXTELLA LINKでの出来事を蔑ろにしている、無視されてる』という声があったような気もします。
ただ、この話には続きがあって。ED3この後の話としてアルテラが【可能性は0ではない】と言って2つの方法が提示されるんです。一つはレガリアによってムーンセルにアクセスしてカール大帝とシャルルマーニュのデータを分割して彼らの人生を入力してバグを修正する方法――ただしこれは途方もない時間が掛かる。
もう一つは手っ取り早く、カール大帝とシャルルマーニュの2人をレガリアを用いて記憶より召喚する。これでは攻性プログラムに過ぎないものの、戦闘記録を積み重ねることでムーンセルに彼らの情報が蓄積される。しかし高確率で無思考な戦闘データが溜まるだけで、NPCの方がよほど情緒豊かなAIかもしれない。ただ、これでデータが蓄積されて記録として刻まれて、情報が繋がって二人を更生する要素となってムーンセルもバグを認識することになる。それでもやり遂げたとしてもこれで召喚された二人は別物である。
それで岸波白野は「それでも――ムーンセルにも残らないなんて、悲しい結末は拒否しよう。」といって、後者の方法を実践していくところでED3は終えるんですよ。
自分はEXTELLA LINK通過済みだったので、この話を知っていて『じゃあ、あのシャルルマーニュは岸波白野が頑張ってデータを蓄積させてムーンセルに刻ませた、から召喚出来たんだ』と希望を持ってたんですよね。6/1の生放送で実装を知って。だからシャルルマーニュがFGOに実装されたことを嬉しく思ったんです。
もしかしたら、全くそんなことはなくて、あのSE.RA.PHでの出来事は一切触れられないのかもしれない。何故か理由は分からないけども、座に刻まれていた――という話かもしれない。ただ、EXTELLA LINKでそう言われていたことを一部は知っているから、じゃあきっと彼らが頑張ったお蔭だったんだと思いたかったんですよ……
で、実際はどうだったのかというと――
やっぱりそうだったじゃん!!!!!!!!!!
やったな!!!!岸波白野!!!!!!やり遂げた!!!!!!刻むことが出来た!!!!シャルルマーニュの存在を!!!!カール大帝とは同じであり、違うものとして!!!!!!!カール大帝共々!!!!!!!!!!!!!
というか、思ってた以上にEXTELLA LINKのことが出てる!?!!???あの月の話が明確化されている!?!?!??!
まず16節にて。ドン・キホーテの奮闘に呼応する形で、彼を助けるために宝具を使ってシャルルマーニュとして表に出たときに大興奮。やはり俺たちの王様はカッコよかった!!!!!かっこいい彼だった!!!!出ればもう直に持たないと分かりながらも、それでも出た王様カッコよかった!!!!!!
しかもその後シャルルマーニュの口から「実は王の側面と俺は一度、内輪揉めって名の殺し合いをしたことがあってな、理理由はまあ、ホント色々あったんだが。とりあえず和解して、と。」「で、今回その側面に託されたんだよ。『この特異点は汝が向かうべし。案ずるな、そのために僅かではあるが力を貸そう』」と言われて。
この殺し合い、EXTELLA LINKの救済という名のカール大帝と、その夢を正すためのシャルルマーニュとのあの7日間の戦いのことだよね???和解して――つまり、ED3でお互いの意志をぶつけて双方折り合いが付いたアレを経ているわけだ???ってことは……岸波白野はムーンセルに刻ませるために動いているってことだよね???しかもそれからカール大帝に託されているんだ???
この情報の破壊力、まずEXTELLA LINKの流れを汲んでの召喚だったってことだよね!!!!EXTELLA LINKの出来事を踏まえているというところでガッツポーズでした。
そして21節にて、退去の間際で「カール大帝も電子の海で喜んでいるだろうさ。」「アレだな、いきなりマシュを『妻に迎えたいのだが』とか言い出しそうだな……」と言ってたけど、やっぱり月じゃないか!!!カール大帝割とフランクだもんね!!結構マイルームだと気さくな人だよね!!!うん!!!!
そして、マテリアル絆5で開放されるプロフィール5の内容……
「本来は召喚されないサーヴァントであるが、そこは人理の危機。とある場所で構築された戦闘データを基盤として、特殊召喚されたサーヴァント。」
「とある場所」「構築された戦闘データを基盤として」もう絶対これEXTELLA LINKじゃん!!!!ED3で言及されてたことじゃん!!!!!!!SE.RA.PHで、戦闘に明け暮れて、その結果遂にムーンセルに至ったシャルルマーニュじゃん!!!!!ということは岸波白野がSE.RA.PHで頑張ったお蔭って事じゃん!!!!!!私たちのEXTELLA LINKでやってたことが!!!実を結んでたってことじゃん!!!!!!!
もうこの情報で地に伏して倒れた。感涙だ。岸波白野が頑張った証がこうして明確になったことも、EXTELLA LINKでの出来事があったからこそ、この地球でもシャルルマーニュを呼ぶことが出来たこと。そしてカルデアで呼べたのなら、きっとSE.RA.PHでもシャルルマーニュとカール大帝がいるんだろうなあ。あの2人はあの7日間で共にしたり、対峙したりした彼たちではないけど。それは岸波白野も承知してたし。おかえりではなくて、初めましてからだけど。
そしてマテリアルのキャラ詳細にて……
彼方からの贈り物として顕現したシャルルマーニュ十二勇士の王。彼方からって、これはあのSE.RA.PHを言ってます???SE.RA.PHから贈られた、託されたってことですかね!!!!それがムーンセルの意思なのか、レガリア所有者=月のマスターである岸波白野からなのか。それは分からないけど……!!だけど、彼が間違いなくSE.RA.PHを経た存在だということだよね!!!!
と思ってたら、マイルームボイス……
絆LV3で「ここはとても騒がしくていいな!ちょっと前の大キャンプを思い出すぜ!あのときの連中もほぼほぼいるなあ」って言っているけど、これって……もしかしてEXTELLA LINKでの宝具シャルル・パトリキウスで拠点として活動してたのを指す??宿舎みたいに、他のサーヴァントが詰めてたり、庭で各々自由にしてたりしてたけど、もしかしてこの事を言ってる???
君、どこまで記憶として知ってるの?それとも記録として知ってるの??経緯としてEXTELLA LINKの7日間のセイバーとは別零基だろうけど、まってその中身はどうなってるのさ???
これ個人的意見なんですけど。たぶん彼の場合は分霊というか、端末というか。あっちこっちに彼がいると思うんです。だからあっちのSE.RA.PHには、攻性プログラムに過ぎなかったがムーンセルに認められてシャルルマーニュとカール大帝として召喚された彼らが。そしてその情報を元に地球へと贈られた、シャルルマーニュがそれぞれ別に現存してると思うんです。
だからこのカルデアに召喚されたシャルルマーニュは記録等でSE.RA.PHのことを知ってるけど、岸波白野のセイバーではないというか。その彼は今もなお、あのSE.RA.PHにて月のマスターの元で戦い従っているんだろうなと。たぶんあっちで姉御やネロ陛下を慕いながら、他のサーヴァントたちと共に過ごしてるんだろうね、きっと。
カルデアに来てくれたシャルルマーニュはこれからどんな冒険を共にするのかなあ、カッコいい姿をみせてくれるのかなあ、楽しみです。
追記。
個人的にはシャルルマーニュの6.5章での活躍は大満足でした。確かにメイン張ってると言えるほどの出番の多さではなかったですけども(1部6章ベディヴィエールや2部6章のキャストリアのような)。
ただ彼は例えに出した彼らみたいな当事者ではなく、カルデアというか人理の助太刀をするために助けに来た立場であるから、そも出方が違うといいますか。
たぶんこれ、劇場版平成ライダーの後続ライダーがワンシーン助っ人として登場するみたいな感じ……といえば伝わりやすいでしょうか。例えるなら仮面ライダーWのAtoZでルナ・ドーパントと対峙したWの間に割って入ってきたOOOのような。オールライダー対大ショッカーで心が折れて絶望する門矢司を鼓舞した結城丈二みたいな。
メインはあくまで彼らだから出番は譲るけども、ここ一番の見せ場で活躍をみせて助けてくれた立場という感じだったのかなあと。
実際に16節でのドン・キホーテの行動に応えて、カッコよく宝具を放って登場したシーンは最高にカッコよかったですし。あれが一番の見せ場だったと思います。
それ以降は、20節はそもそもクリームヒルトとジークフリートが中心で彼が出張る話ではないし、21節の若モリアーティ戦はあれはカルデアの話でマシュとマスターが主だっての戦いだから彼はあくまでフォローに回ったのですし。
ただほんと、彼はカッコよくて、爽やかで、それでいて挫折と自己否定をされてもなお、マスターと姉上のために応えて全力で走り切った、春風のようなセイバーなので。
EXTELLA LINKをやってくれ!!!そして本編全ルート網羅してED全て回収してくれ!!!素敵なワダアルコ先生の一枚絵が何枚もあるから!!!
今回のトラオムが仮面ライダーWのAtoZの火野映司みたいなイケメンね!嫌いじゃないわ!!的なサッパリとしたカッコよさだとしたら、EXTELLA LINKはフィリップのような己の立場に苦悩しながらものその先のために立ち上がったり、翔太郎のようにブレないハーフボイルドだからこそのカッコよさが見られるから!!!!!
この追記だけ見ると平成前期ライダーの回し者みたいになってしまうけども、本当にそういうことなので……
更に追記。
先の追記で6.5章トラオムでのシャルルマーニュの立ち位置を、劇場版仮面ライダーWの「ライダーは助け合いでしょ」と言った火野映司に例えましたけど。
これはEXTELLA LINK本編を知らない方が、シャルルマーニュを6.5章で初めて登場しているのを見た場合の例えでした。前情報がそれほどない状態で助太刀に入る場面を見て「あの強くてカッコいい、ヒーローは誰だ!?」となるのが、ちょうどピッタリだなあと。
ただ、既にEXTELLA LINKを通過している人にとってはシャルルマーニュのカッコよさは既に知っているんですよ。人となりも知っていて、だからこそあの場面で名乗りを上げて助けに入ったのは「これでこそ、我が王様だな!!!!最高にカッコいいぜ!!」という気持ちだったんです、当時は。だからこの例えはちょっと噛み合わないと思ったんです。
それでじゃあ何に例えるのがピッタリなのかと思い返すと、平成ジェネ FOREVERだなと。U良太郎だ!となりました。もう既に彼らのカッコよさは知っているので。更に「絶対に出てくるわけがない」と考えちゃう辺りも重なる。「まずFGOで実装は厳しいだろうな……」「佐〇健が再び良太郎として出てくることはないだろうなあ……」→「マジで!?!?本当に来るんですか?!?!?宝具も完璧再現されてるううううう!!!!!!」「ああああああ!!!!いる!!!!コハナ状態とかじゃなくてご本人がいる!!!!!!!」
もう上記の例えで察して頂けたら幸いなのですが、そもそも実装されること自体がほぼ不可能ぐらいの気持ちでいたので。それがきちんと過程を経て、そこにいる、しかもこれでもかという最高のシチュエーションで。もう感無量なんですよ。あのワンシーンで全てを持ってかれた。自分があの当時カッコいいと思っていたヒーローが、変わらないカッコよさで助けてくれる――もうそれが最高に良かったんです。