ロストベルト5章、オリュンポスを読んでホームズの混ざりものがなにかについて考えたんですが、もしかしてオリュンポス12神のひとり、ヘルメスではないですか?
#fgo考察
この考察はwiki情報頼りです
ヘルメスがまざっているのではないかと考える理由は以下の3つです
・ホームズを例えるときにスカディが北欧神話で最も賢いバルドルの名を出したから
・アトラスのトライヘルメスに触れても廃人にならなかったから
・ヘルメスの権能があれば、ビーストでなくともひとりでレイシフトが可能な理由に説明がつくから
まず、今回のオリュンポスではオリュンポス12神が機械の神として登場しましたが、ゼウスのほかに名前が挙がったり登場したのは共生側と支配側、ヘラを合わせて10柱。ゼウスを加えて11柱だけです。1柱欠けている。この最後の欠けたひとりがヘルメスです
ヘルメスはオリュンポス12神の一人で(主にゼウスの)伝令神にして旅人や商人の守護神です。またそのほかにも、幸運と富を司る、狡知に詐術に長けた計略の神、雄弁と音楽の神、など多様な性格を持っています
まず、スカディが「そなた智慧を秘めた佳い瞳。どこか光神にも似ているか」と言ったバルドルは、北欧神話の光の神です
最も賢明で、美しく光り輝く美貌と白いまつ毛を持ち、雄弁で優しいとされ、やや優柔不断な面もあったが彼の裁きは不変であるといわれる神。(wikiより)
知恵・雄弁の神、という点でヘルメスとバルドルは共通しています
ホームズとギリシャの知恵の神、ヘルメスが融合しているのだとしたらこの台詞も納得がいきます
つぎに、二部三章冒頭、アトラス院のトライヘルメスに触れてもホームズさんは平然としていたことをシオンが不思議がるシーンがありましたが、これもヘルメスが融合していると仮定すれば説明がつきます。
また、何故かオリュンポスにヘルメスが居なかったことについても仮説がたてられます
ヘルメスはエジプトにも縁のある神です
エジプトのトト神とヘルメスとが習合した、ヘルメス・トリスメギストスは紀元1世紀から3世紀に書かれたヘルメス書の著者に擬せられ、アブラハムまたはモーセの同時代人とされた、伝説上のエジプトの賢者である。ヘルメス(トリスメギストス)の名は12世紀頃から錬金術と結びつけられ(このため錬金術はヘルメスの術ともいう)、ヘルメスは錬金術師の守護者にして学問や技芸の始祖であると考えられるようになった(wikiより)
ここよりは完全に仮説、空想です
FGOでの汎人類史および異聞帯の機神ヘルメスは、真体が破壊される前になんらかの理由でオリュンポスから追放されるないし脱出し、エジプトの地へ辿りつきました。そしてその後大部分の機能を停止、その機体の一部がアトラス院のトライヘルメスとなったのだと仮定します
こののち、ホームズはFGO第一部にて機神ヘルメスとどうにかして出会い(この辺りはなんとも予測できない)権能の譲渡しや融合が行われました。トライヘルメスに触れてもホームズが壊れたりしなかった理由は、ホームズの内部にいるヘルメスが自身の真体の機能をつかい、ホームズと共有していたから。人間なら直接触れれば壊れるほどの情報量を有したトライヘルメスも、ヘルメス自身が使うのだとすれば、特に問題はないはずです
これではないでしょうか
ひょっとすると、ゼウスがオリュンポス冒頭の雷霆でボーダーを落とさなかったのもホームズのなかに12機神の1機の名残・権能を見通したゼウスが、壊してしまうのを惜しんだからかもしれません。オリュンポス街で、雷で霊基を焼き切らずに呪いをかけるにとどめたのも同じ理由かと思います。ホームズの言う奥の手は、ヘルメスの権能にまつわるものと考えるとホームズだけを狙い撃ちした理由は、人間が神の権能を行使することをゼウスが許せなかったのでしょうか
また、ギリシャ神話にてゼウスはヘルメスの親ですから、特別な思入れがあったのかもしれません。ゼウスがオリュンポスでホームズを消滅させず呪うにとどめ、ディオスクロイからの追求をかわしていたのはウン万年前に死んだはずの忠実な息子が冥界から還ってきたと考えたからなのかもしれません
ヘルメスには冥界にまつわる面も持っています
ヘルメスは、死者の魂を冥界から地上に戻す役割ももっており、冥界からオルペウスが妻を取り戻す旅に付き添ったという説話もあります(wikiより)
最後に、ホームズが単独レイシフトを行える理由はヘルメスの権能があるから、とすれば説明がつきます
ヘルメスは生まれた直後から各地を飛び回ったことから旅の神にもなりました。(wikiより)
この、旅の神としての権能がホームズが単独レイシフトを行えていた理由ではないでしょうか
ビーストでなくても各地を渡り歩く方法は、オリュンポスでいろいろと示されています
例えば、神霊カイニスはポセイドンの航海の権能を利用し、異聞帯を渡り歩いていました
これと似たことを第一部にてホームズが行なっていたとすると、
ホームズは融合したヘルメスの旅の神としての権能を利用して特異点を渡り歩いていた、と考えることができます
以上がオリュンポス12神のひとり、ヘルメスがホームズのまざりものの正体なのではないかと考えた理由でした
また、ヘルメスが神々の伝令の証として杖を持っている姿で表されるという点も、FGOのホームズの姿とも一致します
加えて、ホームズは、オリュンポスクリア後に追加されるボイスがあるのですが、その内容はホームズの言葉(人間の視点の言葉)というよりかは神の視点の言葉ととれる内容でした
是非聴いてみてください