ダブステ感想 ※内容(ストーリー)については書いてません※
これは、もう一つの「映画ソレスタルビーイング」だな、と思いました。
アニメ本編のストーリーを再現するドキュメンタリーではなく、当事者以外の人たちに、こんな感じのことがありましたよ、と広く知らせるためのエンターテインメント。
そう考えると、様々な「何故こうなった?」がすべて穏やかに納得できました。
ラスト、本編ではマリナへの手紙として語られる刹那のモノローグが、客席に向けられます。
舞台には沙慈もマリナもいない、その役は、観客が担っていたのではないかと。
劇場版00で沙慈は映画を見た後に「僕、出てなかったな…」って言うけど、あれもこういうことだったのかも(今さらですが…)。
以下やや自分語りなんですけど、私、会場に着く前に道で三木さんとすれ違ったんですよね。たまたま向こうが電話していて名乗ってるところで(そうじゃなければ気付かなかったw)、うわ、この回、三木さんも観るんだ、って、うわー、って、なりました。
さらに席も、監督と三木さん(と、吉野さんだったらしいですが完全防備で確認できず)とかなり近くて、うわ、あそこで観るんだ、と…。
で、開演してから、各キャラがポーズをとって紹介されるところで、なぜか単なる観客の私がめちゃめちゃ気恥ずかしいなこれ…ってなったんですけど、ふと、声優の皆さんはこれどう思うかなって…やっぱ気恥ずかしかったりするのかな?と思って。
それって、例えば刹那やマイスター達が「映画ソレスタルビーイング」を見たとして、その時の気持ちにすごく近いんじゃなかろうかと…思ったのです。
三木さんたちが観てるって知らなかったら、そういう事は考えなかったかもしれません。
アニメ一期全編の展開とかバランスとかを、バラしてキーワードのセリフを抜き出してまとめるっていう感じ「え、ここでそれ言う?」みたいな戸惑いや、笑っちゃう部分とかもありましたけど、そのセリフを無くすわけにもいかないんだな~、難しい。
全体的に硬くて難しいセリフしかもかなり詰め込みで、キメ台詞も十分な間(ま)をとれず、という印象を受けましたが、あれはわざとそうしてるのかな(※好意的な解釈)。
自分が声豚だから、セリフが本編と違うとだれが喋ってるのか全然わからんという弊害もありました…。
個々のキャラについては、特に、
・フェルトの俳優さんの声と口調が、クリスの声優の佐藤さんにめちゃ似ていて混乱しきり。
・リボンズの俳優さんはとても声が通って、場面場面でビシッと締めていた(声が鳥海さんに似ていた…w)
・皆さん言ってるけどコーラサワーとネーナが、なりきっていた。素晴らしかった。
・スミルノフ大佐の俳優さんがめちゃうまくて存在感がすごかった。
細かいことを言うとマイスターのパイスーがテカテカしすぎとか、ヨハンのスパッツが短すぎるんじゃとか、燭台切アレルヤ(イメージ)とか、ソーマ・ピーリスが大佐に「よろしくお願いします」とか言って深々お辞儀をするのが「んん~??」ってなりました。
マイスターについては正直かなり薄目で見てたのであまり感想がない…。
あ、アレルヤのカニばさみみたいな武器が「?!」ってなった…手に持つペガサス流星拳みたいな烈火拳みたいな…怖かったけど。あれ売ってほしい。
あとモビルスーツの表現が、結構すごいっていう感想事前にたくさん見たんですけど、これあれだ、ジャニコンでいうところの「トロッコ」だ!
アンサンブルっていうんですか、下で動かしてる人たちマジ大変だし、乗ってる人ももちろん大変だし、ステージの床がめちゃ傷むんじゃないかと心配でした。
でも時々、パイロットがコックピット内で、足で床を蹴って(漕いで、というか…)動くところがあって(上段の舞台ではほとんどそうだった?)、子どもの三輪車みたいだなって思っちゃって…
ソード戦が多いのも相まって、三輪車で子供がチャンバラしてるみたいだなって、ずっと、思ってて…ほんと、すみません…
でも今度もしMSを漫画で描く機会があったら、六角形の中に上半身を描けばいいんだ!と心強くなりました。
長文すみません、これだけ感想書けるくらいは、楽しめました。
2期をやるんだったら1回は観たいです。