エドモンが「彼氏面王」とよく言われるけど、それを言うならばジャンタだって「彼女面」だって話は前にもしたけど、なんでそんなに思ってくれるのかって、ぐだに一度倒されてるんだよね。新宿のジャンタの言葉を借りると、つまり救われているってこと
【※新宿クリア前提といいますか、新宿までのネタバレが随所にサラッと出てきますのでこっから下は注意です※】
アンリマユはFGOが初出じゃないので、色々あるし一旦除外するとして。
FGOのアヴェンジャーって、エドモンとジャンタに限らず、一度はぐだに倒されているんだよね。
新宿でのジャンタの言葉を借りるならば、アヴェンジャーとは
「殺しても殺してもその気持ちが晴れることはない!当事者を殺してすら、そうだった!」
「死ぬまでその憎悪が晴れることはない」「加速して、削ぎ落として、失墜するまで ただただ生命を消費し続ける殺戮機械」
「うたかたの夢を見ながら死ぬことだけが、我ら復讐者にとっての救い」
つまり、殺すべき相手を殺してすら晴れぬ憎悪を抱えて、加速して加速していく止まれない憎悪を終わらせてくれたのが、うたかたの夢を与えてくれた「救い」こそがぐだってことだよなぁって。
エドモンを導き手にできたのも、ジャンタにうたかたの夢を見せたのも、ゴルゴーンを女神に戻したのも、ロボに「故郷に帰りたかった」と思い出させたのも、ぐだなのだって。
そしてそれを与えたのが、ジャンタ曰く「人間の象徴みたいな」ぐだだったってのも大きいのだろうなと。
「人」を憎んだ復讐者が「人」の手で救われる物語だったんだよなーって思う。
だからこそ召喚に応じてくれたんだろうなって。
特に「彼氏面」「彼女面」って言われがちな二人って、特殊な復讐者ってのもあると思う。
「人に裏切られ、或いは傷つけられ、復讐を誓った」みたいな復讐者ではなくて、どちらも「人に『復讐者であれ』と願われた」存在なんだよなーって。
そんな二人にゴールという名の「救い」を与えるのって、やっぱり特別なことなんだと思う。
だからこそ「彼氏」「彼女」と表現されるような献身も捧げられるというものなのだろうと。